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【報告】国語国文学会幹事会企画「大正ロマンを感じて〜美術館巡り〜」を行いました

2023年6月5日

国語国文学会幹事会の皆さんによる「お散歩」企画、今年度第一弾は「大正ロマンを感じて〜美術館巡り〜」でした。5月21日(日曜)、もうすぐやってくる夏の蒸し暑さを予感させるような天候でしたが、目黒にある東京都庭園美術館、ホテル雅叙園東京を、参加者全員でゆったりと見学することができました。
 
都庭園美術館では、「邸宅の記憶」展として旧朝香宮邸(重要文化財)が公開されており、工芸品や調度品から衣装、さらには邸宅として使用されていた当時の貴重な映像資料も見ることができました。繊細な技巧を駆使したボンボニエール(砂糖菓子器)が数多く展示されており、フランスの文化と皇室との関係を垣間見ることができたように思いました。
その後、有名な「行人坂」を下って徒歩でホテル雅叙園東京へ。地形を利用したユニークな「百段階段」(東京都有形文化財)で開催されていた「大正ロマン×百段階段~文豪が誘うノスタルジックの世界~」を見学しました。昭和初期に贅を尽くして造られた七つの部屋それぞれに、谷崎潤一郎・太宰治・太宰治など名だたる文豪の作品と人気イラストレーターによるコラボレーション展示が置かれている…という、まさに「目眩く」という言葉そのもの。独特の魅力にあふれた展示でした。
 
幹事会のみなさんは、今後も季節にあわせた「お散歩」や観劇鑑賞を企画していく予定とのことです。どうかお楽しみに。
(油井原 記)


引率の油井原先生撮影 

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