学びの内容

デムナチ アリア

デムナチ アリア 講師

専門分野

研究者として、専門分野は日本学です。とりわけ、日本アニメーションの美学史と技術史です。アニメーション制作において2000年前後に起きたデジタル映像・デジタル技術の導入がもたらした影響を研究しています。
教員としては、美術史、特に戦後(第二次世界大戦以降)のコンテンポラリーアートが専門分野です。これから視野を広げて、フランスの映画史と20-21世紀視覚文化も取り入れる予定です。

自己紹介・学生へのメッセージ

アールヌーボーが大活躍したナンシー市(Nancy)で生まれて、ダンスや映画祭で文化活動にあふれるモンペリエ市(Montpellier)で育てられました。大学で欧米美術史と日本語を勉強していくうちに、押井守監督の映画に遇い、研究の主題にすることを決心しました。
学生の皆さんにフランスの美術を紹介して、もし人生を変えるような作品との素敵な出会いができたら、うれしいです。
担当科目
■文学部 フランス語フランス文学科
フランス芸術文化演習ⅠC
フランス語発展総合ⅡB
フランス生活文化演習ⅠC
フランス生活文化研究G
フランス語上級演習ⅡB
フランス語実践研究H
専門ゼミ準備研究
担当科目の内容
◇フランス芸術文化演習ⅠC◇
この授業は、20世紀フランスにおける美術創造の歴史や特徴に関する知識を身に付けることを目指します。アーティストと作品を中心にしながら、フランスの一般的な歴史の流れやフランスの美術界(市場や批評など)の在り方と傾向も視野に入れます。

◇フランス生活文化演習ⅠC◇
この授業は国際交流を視野に入れて、フランス語圏の文化に関する知識を高めながら、自分の生活文化を他人に理解してもらえる形で紹介するツールを身に付けることを目指します。

◇フランス生活文化研究G◇
この授業は、フランスのテロワール(地方の産地)の歴史と現在に関する知識を身に付けることを目指します。フランス或いは世界においては、地方の独特な生産物がどのように認識されているのか、どのように保護されてきたのか、そしてどのように販売されているのかを問います。
業績
■論文
L’industrie de l’animation japonaise aux prises avec l’image numérique : la réponse d’Oshii Mamoru (1995-2004) (デジタル映像に取り組む日本アニメーション産業界—押井守の回答ー1995‐2004), thèse de doctorat sous la direction de Mme Claire-Akiko Brisset, Université de Paris / Centre de recherche sur les civilisations de l’Asie orientale, 16 décembre 2020.

■翻訳(和仏)
Daisuke Watanabe, « Sur le devenir du double tournant historique/tournant de la théorie des médias. Hasumi Shiguéhiko et la condition postmédium », Ebisu [En ligne], 59 | 2022, mis en ligne le 15 mars 2022. URL : http://journals.openedition.org/ebisu/7364 ; DOI : https://doi.org/10.4000/ebisu.7364
経歴
白百合女子大学フランス語フランス文学科 ティーチングアシスタント。パリ・シテ大学(旧パリ大学、旧パリ・ディドロパリ第七大学)東アジアと人文学博士課程卒業。トゥールーズ・ジャン・ジョレス大学海外文学・言語・文明学部日本学科 期限付教育研究アシスタント。2022年後期より白百合女子大学専任講師。
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