学びの内容

シマダ ユカ

島田 由香 教授

専門分野

ホスピタリティ・マネジメントプログラムコーディネーター

自己紹介・学生へのメッセージ

私は、2002年に白百合の大学院に入学しアメリカ文学・文化を学び、母校で非常勤講師をしていました。
大学院入学前は、白百合女子大学卒業後、日本航空に入社し、国内線・国際線客室乗務員を経験、退職後は海外での生活、学生生活、子育てを経験いたしました。
白百合とは30年以上のお付き合いになっています。
専任として、白百合のみなさまのお手伝いができることは大きな喜びです。
私が担当する「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」は、主にエアライン、ホテル、旅行会社、ブライダルなどホスピタリティ業界に興味がある学生向けのプログラムです。

私が、授業を通して目指すことは次の3点です。
1.外国文化の知識、興味、関心を高める。
2.将来、ホスピタリティの職種で求められる実践的な英語能力向上。
3.ホスピタリティを必要とされる職業についての知識を実践に基づいて深める。

みなさまが、私の授業を通して将来の自分のあるべき姿を思い描き、しっかりと目標を持って就業に取り組めるようサポートしたいと思います。
そして将来的にはホスピタリティの知識とスキルを身に着け、海外と日本の懸け橋になっていただきたいと願っております。

担当科目

■英語英文学科
「ホスピタリティの英語 初級」
「ホスピタリティの英語 中級」
「ホスピタリティ・マネジメント概論」
「ホスピタリティ・マネジメント特講A」
「ホスピタリティ・マネジメント演習」
「海外ホスピタリティ研修A」
「海外ホスピタリティ研修B」

担当科目の内容

■英語英文学科
◇ホスピタリティの英語 初級◇ ◇ホスピタリティの英語 中級◇
「おもてなし」の心を英語で伝えましょう。
本授業は、エアライン・ホテル・フードサービス・トラベルサービスという接客業で使われる英語を学ぶことを目的とします。
様々な場面での英語によるコミュニケーション能力を身につけると共にその背景にある接客業の現場の背景についても学習します。
同時に、接客業に就職する際に求められるTOEICの練習も行います(例:日本のエアラインが、応募時に求めるスコアは600点以上)。
TOEIC目標点数600点以上。
 

◇ホスピタリティ・マネジメント概論◇
ホスピタリティとは?
本授業では、「社会とホスピタリティ」「企業とホスピタリティ」に分け、「ホスピタリティ」という言葉の語源、歴史を考え、ホスピタリティとはどのような状況でいかなるものを指して使われてきたかを学び、「企業とホスピタリティ」では、実際に現場で働く方々からの講義を受け、企業におけるホスピタリティの現実について学びます。
 

◇ホスピタリティ・マネジメント特講A◇
観光・ホスピタリティ産業が日本の基幹産業になっている今、観光・ホスピタリティ産業に興味がある皆さんが相手を思いやり、尊重する心=ホスピタリティ・マインドを自然にスマートに体現できるように身に付けておくとよいふるまいと日本のおもてなし文化(冠婚葬祭を中心に)知識を修得します。


◇ホスピタリティ・マネジメント演習◇
航空会社のCA・GSと言った専門職の「職業」について理解を深めましょう。
航空会社の面接では職業に対する理解を問われる質問、グループディスカッションでは航空業界の知識を問われる台が出されることが多く、「憧れ」だけで受験していると判断されないようにしっかりと理解と心構えを身に着けていきます。


◇海外ホスピタリティ研修A◇
この研修は、海外で語学研修を受けた後、エアラインのトレーニングセンターで客室乗務員CAになるための訓練を受けます。語学研修は、他国からの学生と共に授業を受けて、更なる英語能力修得と多文化理解と自文化理解、自文化を説明できるようにします。トレーニングセンターでは、CAの大事な使命「お客様を無事に目的地に届ける」ために必要不可欠な保安要員としての訓練を受け、CAへの理解を深める。同時に、サービス要員として大事な機内、ミールサービスの訓練を通して、CAのホスピタリティ・マインドを体現するための工夫を身につけます。


◇海外ホスピタリティ研修B◇
この授業は海外、ハワイのテーマパークや現地の語学学校のサマーキッズプログラムのアテンド、台湾のホテル、国内では、東急ホテルズのホテル、パレスホテル、HISでインターンシップを行うことを通して、国内外で働く際に必要なホスピタリティ・マインドを体感します。

業績
■業績
(主な論文)
  • 「ホスピタリティの深層に向けて-白百合女子大学・英語英文学科・副専攻「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」におけるホスピタリティ教育」(『白百合女子大学研究紀要』第53号 2017年)
  • 「空港グランドスタッフの人材育成マネジメントに関する考察」(『日本国際観光学会自由論集』第3号 2019年)
  • 「白百合女子大学ホスピタリティ・マネジメントプログラムにおける海外短期研修についての一考察」(『日本国際観光学会自由論文集』4号 2020年)
  • 「ホスピタリティの理論と実践~キャビンアテンドの感情労働の議論の再検証を中心に」(『白百合女子大学研究紀要』第57号 2021年
  • 「観光・ホスピタリティ系学部などのディプロマ・ポリシーに関する一考察」(『HOSPITALITY』第33号 2023年)

 

(発表)

  • 白百合女子大学英語英文学科におけるホスピタリティ・マネジメントプログラム実践報告(ホスピタリティ学会第5回研究会 2019年) 
  • 空港グランドスタッフの人材育成マネジメントに関する考察(日本国際観光学会第23回 全国大会 2019年)
  • 観光・ホスピタリティ系学部などのディプロマ・ポリシーに関する一考察(日本ホスピタリティ・マネジメント学会 関東支部研究発表会2022年)

 
(活動)

  • 日本郵政公社 民営化に向けての局員育成・指導
  • 接遇マナー講師、最優秀局員認定審査外部審査員
  • 目黒病院(目黒区)院内職員向けセミナー講演会 「医療従事者におけるホスピタリティ」 
  • ノア幼児教室(渋谷区)保護者向け講演会 「幼稚園・小学校受験面接においてのホスピタリティとコミュニケーション力」
経歴

■資格
ユニバーサル・マナー検定2級
ホスピタリティコーディネーター
日本マナー・プロトコール講師
観光プランナー

■所属学会
日本観光ホスピタリティ教育学会
日本国際観光学会
日本ホスピタリティ・マネジメント学会 
 

■経歴
白百合女子大学英語英文学科卒業
日本航空入社(JAL 客室乗務員 国内線・国際線乗務)アシスタントパーサー昇格後退社
白百合女子大学大学院文学研究科英語英文学専攻修士課程修了
白百合女子大学大学院文学研究科言語・文学専攻博士課程単位取得後満期退
白百合女子大学、明治大学、国学院大学、こども教育宝仙大学非常勤講師を経て現職。 

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