学びの内容

タジマ ノブモト

田島 信元 教授

専門分野

生涯発達心理学(母子関係・教師-生徒、障害児関係・施設スタッフ-認知症高齢者関係が認知発達および脳機能改善・促進におよぼす影響過程の研究)
文化心理学(文化的道具論研究、とくに心理的道具であることばに焦点化した、対話様式が認識形成に及ぼす影響の研究)
発達支援論(歌いかけ・読み聞かせ・読書活動支援が生涯発達に及ぼす影響過程の研究)
担当科目
■人間総合学部 発達心理学科
心理学概論A
発達と文化
発達心理学演習II(G)
心理学実験観察演習I、II、Ⅲ
卒論・修論・博論研究指導

■大学院 発達心理学専攻
  1. 「社会的相互行為における学習・発達」
    母子関係・教師-生徒、障害児関係・施設スタッフ-認知症高齢者関係といった社会的相互交渉過程が認知発達および脳機能改善・促進に及ぼす影響についての理論および研究のレビューを行っています。
  2. 「文化的道具論研究」
    ヴィゴツキー理論に基づく発達研究、とくに心理的道具であることばに焦点化し、様々な人間関係における対話様式が認識形成に及ぼす影響について理論および研究のレビューを行っています。
担当科目の内容
■人間総合学部 発達心理学科
◇心理学概論A◇
個人の心の成り立ちと働きについて、「知覚・記憶・学習」という認識のメカニズム。認識の個人差という視点から「知能・性格」、またそれらの「発達」における年齢差、文化の差の扱い方、さらに認識のトラブルとしての「臨床」的側面への査定と対処法などを通して理解します。

◇発達と文化◇
人間の認識・行動の形成・発達に影響を及ぼす文化的諸要因のあり方について理解をするとともに、最適な発達支援のあり方について学びます。

◇発達心理学演習II(G)(発達研究における文化心理学の展開/社会文化的アプローチ)◇
人間の発達は生物学的制約のもとにではあるが、その文化性によって特徴づけられます。とくに発達のメカニズムが、先天的な社会的相互行為、共同行為のなかでの学習過程に見られるという文化心理学的視点について考えていきます。その上で、文化心理学の中核をになう社会文化的アプローチに基づく、生態学的データの吟味を行うことで、発達の文化性について深く理解することを目指します。様々な文化的文脈で生活する子どもたちのビデオデータを分析する体験をしてみましょう。

◇卒論・修論・博論研究指導
  1. テーマ:社会的相互行為における学習・発達
  2. 内容:
    1. 親子、教師-生徒、同胞関係などに見られる相互行為過程の観察・分析を通して、そこに生起する健常児、障害児の認知・学習活動のダイナミズムを明らかにする試みです。
    2. 高齢者の学習・発達について、とくに脳機能の維持、改善の観点から、1と同様の分析を行います。

■大学院 発達心理学専攻
人間発達の本質を乳幼児、障害児、認知症高齢者から理解することを目指しています。とくに、発達障害児や認知症高齢者への適切な支援を基礎づける資料の蓄積と「障害」観の確立が急務と考えています。そこで、まず人間の行動発達の基底にある能力および能力発揮のメカニズムについて理解した上で、乳幼児から高齢者までの個人差や発達差、文化差について吟味し、生物学的制約と社会文化的制約の統合という視点から、発達支援のあり方についての新しい解釈の確立について考えていきたいと思っています。理論的な視点としては、とくにヴィゴツキー学派の社会・文化・歴史的アプローチに依拠します。
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