所属 職名 教員氏名 保有学位
基礎教育センター 教授 佐々木 裕子 文学修士,教育学修士


I 教育活動
教育実践上の主な業績 年月日 概要
【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】
前期試験の解説と成績開示(希望者)2000年4月~前期の成績評価について、後期初回の授業において解説、及び成績個別開示&指導を希望者に対して行う。
履修補助用WEBサイトの開設2002年~2010年度紙ベースのシラバスだけでは理解しにくい授業に関しての授業内容解説のWEBサイトを開設し、学生の科目履修選択を補助。
在外日本人や日本人海外援助者との連携による複合的授業の実施2002~2005年度CSW(コミュニケーション・スキルズ・ワークショップ)において、カメルーンとケニアにおいて貧困層の小学校を運営している在外日本人(一人は本学設立母体の修道者)との連携により、現地で利用する教材の作成を行う授業を通して、子供たちの視線から、また、外国から見た日本を考え、海外援助の諸課題を身近で具体的な問題として考える機会を提供。また、単に活字だけの学びとならないために、カメルーン、ケニアの現地で実際に子供たちと接している人々を招いての音楽会やシェアリングなど、芸能や文化の側面に関しての学びも深めた。
学科を越えたチーム・ティーチングの実施2002~2005年度CSW(コミュニケーション・スキルズ・ワークショップ)において、共通科目、フランス語フランス文学科、英語英文科の教員と、学科を越えたコラボレーション授業を実施。
コミュニケーション力向上のためのワークショップ&フィールド演習型教養授業の開発・実践2002~2005年度国際社会で生きる力の前提となる語学力の前提となる多様なコミュニケーション能力を実践的に身につけるワークショップ型の授業「CSW (コミュニケーション・スキルズ・ワークショップ)」 を実施。合宿をメインとした体験を伴う、実践的教養授業の開発・実施を行った。
学生による授業評価(前期・後期)の実施及び教育内容・方法への反映の実践2004~2009年度前期・後期の授業の終わりに学生による授業評価を実施。次学期のカリキュラムへ反映。2006年度より初年次教育科目(情報科学基礎演習I・II(2006)、情報科学基礎演習(2007-2008))において半期ごとに実施した授業評価に関してはデータ化し、次学期のカリキュラム内容検討上の参考資料とする。
教養としての宗教学の授業内容の開発2004~2009年度多文化化が進む現代社会及び非キリスト者を念頭においた、大学における「教養としての宗教学コンテンツ」の検討・開発。
各種短期ワークショップ(学習意欲向上のため)の実施2004~2009年度学生の学修意欲の向上のため、パソコンを用いた短時間の各種ワークショップを実施。授業で身につけたパソコン技術をベースに、実際の生活場面などにおけるそれらの技術の習得・応用を行った(授業時間外ワークショップ(自由参加))。
教養教育における初年次教育カリキュラムの構築2005年4月~2002年度より実施されていたワークショップ型教養教育授業「CSW (コミュニケーション・スキルズ・ワークショップ)」等において得た知見を元に、2005年度より、初年次教育の教育内容の検討を開始。2006年度より、「情報」をキーワードに、「情報科学基礎演習I(共通必修科目)」を本学教養教育(共通科目)における初年次教育として位置づけた。また、初年次教育のためのパイロット授業として「情報科学基礎演習II」を実施し、教育内容を検討。2007年度より初年次教育として実施。
生活の知を意識した授業の開発2005年度単なるアカデミアの知ではなく、社会人として必要となる「生活の知」(食育、協働性等)を醸成するための体験的授業の検討及び実施(「CSW2005」)。学内非宿泊施設を利用しての合宿授業の開発・実施。
来日直後の外国人TAに日本文化を紹介する実践授業の実施2005~2007年度来日直後の外国人TAたちに日本を案内する企画、体験学習をすることを通して、外国人の目を通してみた日本文化と自らが考える日本文化との理解のギャップについて体験的に学ぶ機会を提供。アフリカン・フェスティバルなど民間の催し等を利用した具体的な異文化体験授業の多角化をはかった。
大人数教室の授業におけるPCを利用した手書き板書システムの利用2005~2007年度大人数教室における授業において、学生の学習意欲及び理解向上のため、手書きの板書に近づけるためのシステム(ソフト&タブレットPC&プロジェクター)を利用した授業を実施。2006年度には当該ソフト開発者へのフィードバックを行った。
初年次教育におけるティーム・ティーチングの実践2006年4月~初年次教育としての「情報科学基礎演習」において、ティーム・ティーチング制及びサポート・スタッフによるサポート体制整備のための試みを開始。担当教員及び関係職員間で毎週スタッフミーティングを行い、学生の学修状況や教育内容の調整などを行い、授業に反映させている。複数教員が担当することにより、オフィス・アワーの充実をはかっている。なお、初年次教育におけるライフ・デザイン(キャリア・デザイン)関連の授業、及び大学教育へのランディング授業として、図書館など大学関連施設や部署における大学職員スタッフと連携協力を実施。
授業用WEBサイトの開設2006年4月~授業用WEBサイトを開設(「情報科学基礎演習」、「コミュニケーション・スキルズ・ワークショップ」「メディア・スキルズ・フィールド・ワークショップ」、「ライフ・デザインⅠ」「ライフ・デザインⅡ」)。
パソコン・スキル習得におけるキャッチアップシステムの実践2006~2009年度授業を欠席した学生及び習熟度において課題のある学生に対するキャッチ・アップ(個別指導)を実施。必要に応じて、補習、個人指導などのフォローを実施。
ビデオ映像とパワーポイントを併用した授業サポートソフトによるフォローアップシステム2006~2009年度授業を休んだ学生へのフォローとして、授業フォローアップ・ソフト(ビデオ映像(教員の講義)とパワーポイントの連動ソフト)を用いて、ライブ感のある授業フォローアップシステムを活用。
テレビ会議システムを用いた遠隔授業の実施2007~2009年度健康栄養学及び情報文化等を専門とする仙台白百合女子大学の教員らと協力・連携により、テレビ会議システムを用いた双方向の遠隔授業を実施した。また、テレビカメラの複数利用及びPCとテレビカメラ併用で複数スクリーンを用いての完全双方向のシステムで実施したり、インターネットと他の通信手段の併用により、遠隔授業における臨場感や学生の参加度を高めるなど工夫を行った。
社会人・職業人とのコラボレーション授業の実施2008年4月~社会における「情報」の多様性を実感し、アカデミア以外のいわゆる「臨床の知」に触れる機会を提供するために、各種プロフェッションで活躍する社会人・職業人などとのコラボレーション授業を実施。特に女性社会人たちとの交流を通して、自らのキャリアについても考える機会を提供。
【2.作成した教科書、教材、参考書】
Tout à tous20080301自校教育(建学の精神と歴史)のためのDVD。
動画教材「ルヴェヴィルのこころ」(シャルトル聖パウロ修道女会創立325周年と白百合教育)2021年6月
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】
カトリック教育学会2007年全国大会2007/9/1非キリスト者を対象とした教養としての宗教教育の実践及びその課題について報告。
CIEC(Council for Improvement of Education through Computers)PC Conference 200720070802「法人内大学間ネットワークの活用―FYE(初年次教育)における食育の事例―」(大道 直人 神田 あずさ(仙台白百合女子大学)、松前祐司(本学)において、テレビ会議システムを使った食育の遠隔授業の実践についての発表。
【4.その他教育活動上特記すべき事項】
伊是名村(沖縄県)との連携2007~2009年度伊是名村との連携協力及び現地ボランティアや村民の方々の協力のもと、学生たちと村人との交流を交えた合宿形式を実施。地域に残る伝統的な祭りや行事などの活動への参加を通して、学生たちに地方社会の人々の間に根付いている自然に対する畏敬の念や環境の重要さ、地域共同体の活動や社会性などについて実際に体験する機会を提供。
教養教育におけるeラーニング教材の開発2007~2009年度教養教育におけるeラーニング実施のための環境整備及び教材の開発準備の実施。
遠隔授業実施のための環境整備2007~2009年度情報関連教育共通教材コンテンツ開発を目的とした情報システムの共有化のための環境整備、及び情報交換のための交流活動の実施。
自校教育教材開発のための資料収集2007~2011年度自校教育教材の開発のため、姉妹校である八代白百合高校(熊本)、仙台白百合女子大学、函館白百合との協力関係をはかる。とりわけ資料のデジタル化やネットワークを利用した協力のための協力・連携関係の環境整備を行っている。また、本学設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会関連のアジア・オセアニア諸国における教育諸機関を対象とした国際教育大会(International Congress for St.Paul Educators)において、アジア諸国の姉妹校教育者との交流をはかった(2007年5月)。
情報社会における情報倫理教育方法の工夫2008~2009年度情報(化)社会、特に、映像による情報が氾濫する時代にあって、敢えて映像を排して、「音」に集中させることによって、普段、気づかないでいるものに対する感性を醸成し、情報化社会における諸問題を考えさせる機会を提供。机上の情報倫理ではなく、体験的に現代社会における「情報」に関わる諸課題を知るための機会を提供。
高等教育における「宗教文化教育」のコンテンツ開発を検討・開発するための大学間共同研究への参与2008~2010年度「大学における宗教文化教育の実質化を図るシステム構築」において、大学における宗教教育」(科学研究費補助金(A)研究代表・星野英紀)
インターンシップ専門人材セミナー基礎編修了20190829
カリキュラム・コーディネータ初級修了202011
大学IRプロフェッショナル202105
II 研究活動
著書・論文等の名称 単/共 発行・発表の
年月
発行所・発行雑誌等
(巻・号を含む)の名称
該当頁数共
著者名等
【著書】
【MISC】
フィリピンにおける修道会の刷新プログラムの歩み(1)シャルトル聖パウロ修道女会フィリピン管区との20年から単著201906クロニカ キリスト教文化研究所 412-4
現代においてショーヴェ師の教育を考えるということ : Something Moreへの招き単著201912クロニカ キリスト教文化研究所 423-5
コロナ禍が変えつつあるもの : 2020年度キリスト教文化研究所オンライン講演会の試みから単著202102クロニカ キリスト教文化研究所 444-6
マリ・アンヌ・ドゥ・ティイの遺言書の文言をめぐって単著202106クロニカ 白百合女子大学キリスト教文化研究所 456-8
姉妹大学とのつながりから考える社会課題単著202202クロニカ 白百合女子大学キリスト教文化研究所 462-5
国内外のSPC教育の動きから
単著202207白百合女子大学キリスト教文化研究所
心象風景としてのキャンパス単著202303クロニカ 白百合女子大学キリスト教文化研究所 48
【論文】
新入生に対する基礎的なコンピュータ・リテラシー教育の背景と満足度調査共著201912白百合女子大学研究紀要 5519-38 中島禎志、岩淵匠
【口頭発表】
III 学会等および社会における主な活動
年月日 学会等名称
20190801日本学術振興会 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員、卓越研究員候補者選考委員会書面審査委員及び国際事業委員会書面審査員・書面評価員
日本宗教学会
日本社会教育学会
日英教育学会
日本カトリック教育学会
初年次教育学会
「宗教と社会」学会
日本ニューマン協会
キリスト教史学会