所属 | 職名 | 教員氏名 | 保有学位 |
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文学部英語英文学科 | 教授 | 土井 良子 | 修士(文学) |
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 |
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【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】 | ||
リーディング授業における自主教材の作成・使用 | 2004年04月~ | 学生の要望をふまえつつ、精読のスキル獲得に最適と思われる自主教材(時事エッセイ、小説などの抜粋)を作成し、使用している。 |
授業評価アンケートの実施 | 2004年04月~ | 各学期末試験時に授業評価アンケート(無記名、記号選択と自由記述)を行い、授業内容と自分の取り組みのそれぞれについて評価させ、授業内容の充実化と今後の学生自身の積極性向上を図っている。 |
1年生用セミナー授業におけるネイティブTAとのチーム・ティーチング | 2005年04月~2007年03月 | 1年生向けのセミナー授業において、英米詩に対する批判的読解アプローチの基礎を身につけさせるため、大学で英米文学を専攻したTAと合同授業を行ってきた。授業は英語で行い、毎回担当を決めて学生に作品分析の発表をさせるが、その際事前準備としてこちらで英文質問集を用意し、さらに英文レジュメの作成等においてもTAと相談して行うように指導した。また授業をVTR録画して検討し、内容改善に努めた。これにより学生の意欲を刺激し、批判的思考力と英語力の両方を向上させることができた。 |
講義授業における自主教材の作成・使用 | 2012年04月~ | 学部生を対象としたイギリス文学の講義において、高校で世界史を選択せず、イギリス史に対する知識のない学生が大半を占めるようになったことをふまえ、歴史的背景への基本的理解を促すと共に文学テクストの原文にふれることの両方に従来以上に配慮した自主教材を作成、プリントを利用した事前学習と、復習テストによる事後学習の徹底を試みている。 |
講義科目におけるインタラクティブなコミュニケーションと学生の学習意欲向上への取り組み | 2012年~(2017年度を除く) | 講義科目において教員の一方通行的な知識伝達に陥ることを避けるため、各回授業後または次週の授業冒頭において授業内容に関する小テストを行うと同時に、リアクションペーパーによって学生の理解度を図っている。質問や疑問点が記載されていた場合は次回授業においてフィードバックを行い、講義においても双方向型の授業が実現できるよう努めている。 |
3年生への4年生卒論執筆者によるアドバイス・相談 | 2012~2018年(2017年除)、毎年10~11月開催 | 卒論執筆希望提出を控え、執筆や就職活動との両立、スケジューリングなどに対する3年生の疑問や相談に対し、現在就職活動を終え卒論・卒業レポート提出に向けて準備中の4年生からアドバイスや実例提示などを行う機会を設け自由な交流を行った。3年セミナー履修生からは大変参考になったとの意見が多く聞かれ、また4年次の卒業論文・レポート作成に向けて早くから準備を始めることができた。 |
入門セミナーにおけるアメリカ人TA参加による学生指導向上の 試み | 2013年9月~2017年3月 2018年4月~2019年3月 | 入門セミナーにおいて文学作品に対する批判的読解アプローチの基礎を身につけさせる訓練を行っているが、その際英語英文学科のアメリカ人TAに参加してもらい授業を行っている。授業は英語で行い、学生にペアで作品分析の発表をさせるが、その際事前準備として英文レジュメの作成等においてもTAと相談して行うように指導している。これにより学生の意欲を刺激し、批判的思考力と英語力の両方を向上させることができた。 |
レポートのプレゼンテーションによる学生間のインタラクション向上 | 2018年度~ | 2018年度より担当する「特別演習」I・IIにおいては、前期・後期それぞれに専門コースに関係する自由なテーマを選んで卒業レポートを作成する。レポートを文章で作成する一方、「特別演習」では各自のレポート内容に関してスライド資料を作成、10分程度のプレゼンテーションとクラス全体での質疑応答、プレゼンテーション評価シートの記入によるフィードバックを行い、相互のレポート内容に対しアドバイスやコメントを与えあうことで内容の改善につながるなど良い影響が生まれている。またレポートの関心分野が近い学生が協力して、お互いの研究内容を比較対照することから生まれた新しいテーマについて第二のプレゼンテーションを作成した例もあり、互いの学修を共有することが更なる学習意欲・成果につながっていることが証明されている。 |
【2.作成した教科書、教材、参考書】 | ||
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】 | ||
【4.その他教育活動上特記すべき事項】 |
著書・論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表の 年月 |
発行所・発行雑誌等 (巻・号を含む)の名称 |
該当頁数共 著者名等 |
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【著書】 | ||||
感受性とジェンダー 〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ | 共著 | 20230330 | 水声社 | 小川公代、吉野由利、河野哲也、森田直子、大河内昌、犬塚元、井上櫻子、川津雅江、原田範行、大石和欣 |
オースティンとエリオット——<深淵なる関係>の謎をさぐる | 共著 | 20230331 | 春風社 | 川津雅江、永井容子、新野緑、惣谷美智子、廣野由美子 |
【MISC】 | ||||
【論文】 | ||||
「“But history, real solemn history, I cannot be interested in”: 歴史を読む/書くジェイン・オースティン」 | 単著 | 20190629 | 日本オースティン協会編『ジェイン・オースティン研究』、第13号 13 | 49-67 |
“Catharine, Catherine and Young Jane Reading History: Jane Austen and Historical Writing” | 単著 | 2020 | Volume 41 No 1 | |
【口頭発表】 | ||||
“Catharine, Catherine and Young Jane Reading History: Jane Austen and Historical Writing” | 単独 | 20201010 | ||
「初期作品からみるジェイン・オースティンとジョージ・エリオット」(シンポジウム題目:「深遠なる重要性を帯びた影響」――その探求の魅惑) | 単独 | 日本ジョージ・エリオット協会第24回全国大会 |
年月日 | 学会等名称 |
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サウンディングズ英語英米文学会 | |
上智大学英文学会 | |
日本英文学会 | |
日本オースティン協会 | |
日本ジョンソン協会 | |
The Jane Austen Society of North America | |
The British Association of Romantic Studies |