所属 職名 教員氏名 保有学位
文学部国語国文学科 教授 伊東 玉美 文学修士,博士(文学)


I 教育活動
教育実践上の主な業績 年月日 概要
【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】
演習発表方法の全体指導の工夫2004年4月~演習の目的、発表の手順、調べ方と参考文献、作品とその周辺についての知識を与えるべく集中的に講義し、大学で初めて経験する「演習」という授業の運営方法について理解できるようきめ細かな導入を行った。
発表者への事前指導の徹底同上前記の入念な導入教育を行っても、自ら工夫して、期限までに発表資料を作れない学生は少なくない。そのため発表2週間前に、担当箇所のどのような問題を、どのように調べる予定か、簡単な発表メモを提出させ、教師がコメント、発表1週間前には翌週に向けて発表資料を配付させるという手順を踏ませた。これによって発表者の理解と自覚が高まるだけでなく、聞き役の学生達も事前学習をして演習に臨めるようになった。
討議とリアクションペーパーの活用同上以上のような指導を徹底することで、授業内に聞き側から発表者への質問や感想の表明は確実に行われるようになった。ただし、発表者が答えられないと想像されるような質問はしない学生が多いので、自分が特に関心を持った発表について、リアクションペーパー提出も行うよう指導したところ、踏み込んだ意見が示されるようになった。これらの中から特に興味深いものを匿名で紹介し、全体の成果として共有しあうと共に、以前の授業内容の復習も行えるようになった。
【2.作成した教科書、教材、参考書】
久保田淳編『日本文学史』(おうふう)共同執筆19970525
新典社選書『宇治拾遺物語のたのしみ方』執筆201008
NHKカルチャーラジオテキスト『むかしがたりの楽しみ 宇治拾遺物語を繙く』(NHK出版)執筆20131001
角川ソフィア文庫『発心集 上・下 現代語訳付き』執筆201403
『声に出して楽しもう 古典の世界 古文に親しもう』(金の星社発行)監修201702
『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 宇治拾遺物語』執筆20170925
ちくま学芸文庫『古事談 上・下』執筆202105
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】
【4.その他教育活動上特記すべき事項】
II 研究活動
著書・論文等の名称 単/共 発行・発表の
年月
発行所・発行雑誌等
(巻・号を含む)の名称
該当頁数共
著者名等
【著書】
古事談 上・下単著筑摩書房
【MISC】
書評 山本一著『『発心集』と中世文学―主体とことば』単著説話文学研究 説話文学会 54207-209
【論文】
【口頭発表】
時代の中の鴨長明(連続5回)単独文京アカデミア講座
『続古事談』が目指したもの―『愚管抄』・「年代記」類を発端に単独説話文学会2022年度4月例会
III 学会等および社会における主な活動
年月日 学会等名称
201907中世文学会 委員
202010仏教文学会 監事
202104国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター 日本語歴史的典籍ネットワーク委員会委員
中世文学会
説話文学会
仏教文学会
西行学会
和歌文学会