所属 職名 教員氏名 保有学位
人間総合学部初等教育学科 教授 神永 典郎 教育学修士


I 教育活動
教育実践上の主な業績 年月日 概要
【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】
・リフレクションペーパーの導入2010年度~2019年度・各授業において、毎回学生ワークシートを配布し、リフレクションを書いてもらい、コメントを付して返却することによって、授業の理解状況を把握するとともに、教師-学生間の双方向の対話が可能となるように工夫を行ってきている。
・配付資料の作成と活用2010年度~2019年度・各授業において講義の概要を記載した配布資料準備し、基礎的・基本的な事項を確実に把握できるようにするとともに、欠席の場合、授業資料をもとに自習したワークシートを提出して補うよう工夫し、学生のノートテイキングにも役立てるようにしている。
・参加型グループ学習の機会の充実2010年度~現在・授業が一方向的な講義にならないよう、各授業で3~4人のグループを編成し、学生の主体的参加を促すために、学生による発表やグループ・ディスカッション取り入れ、適宜情報交換や話し合いの場を設けられるよう工夫している。
・電子ポートフォリオの導入と活用2011年度~現在・学内ネットワークにおける電子ポートフォリオ(manabafolio)の導入に伴い、教職科目をコース設定して課題やレポート提出に活用し、教職課程の最終科目である「保育・教職実践演習」において履修カルテの振り返りとともに活用できるようにしている。
・体験型の学校教育現場学習の実施2011年度~現在・小学校の学校教育現場において学習支援ボランティアスタッフとして学年・学級の授業や学習活動の支援にあたり、児童や授業の観察を行とともに、支援の必要な児童を中心に児童とのかかわりをもちながら、児童の発達や各児童理解及び学習指導や生活指導の実際を体験的に学ぶ授業を実施いている。
・LMSを活用した学修のリフレクションと学修者相互の学び合い場の構築と支援2021年度~現在・LMSの機能を活かし、授業後のリアクションペーパーから、LMSによる電子化した「学修の振り返り」に切り換えた。入力された「学修の振り返り」は、学修者が相互に読み合って学び合うことができるように振り返りの一覧表を作成してフィードバックしいる。それにより、各学修者が自己の学びをメタ認知して広めたり深めたりできるようし、学修者によるリフレクションがより深くなるように支援している。
・配布資料の電子化と情報端末による活用2021年度~現在・各授業において授業に関わる資料の電子化しLMS上で配布するようにした。これにより、授業で提示する教材や使用する資料が情報端末から閲覧できるようするとともに、情報端末で学修したメモ(ノートテイキング)ができるようにした。提示資料を手元で確認したり、講義を補う配布資料参照できるようになり、基礎的・基本的な事項を確実に把握できるようにするとともに、欠席した場合も、各回の配布資料をもとにワークシートを作成した提出し、個別指導で学修内容を補えるよう工夫し、学生自身が自ら学修を進めることができるよう支援している。
【2.作成した教科書、教材、参考書】
・日立社会科同好会(編)『教師も楽しくなる!「社会科授業づくりの分岐点」』日本文教出版.2011/3/15小・中学校の社会科指導を行うのための参考書(社会科指導法関係)「社会科は何を教える教科か」(pp.18-33.)「これからの社会科授業」(pp.34-53.)を執筆した。
・原田信之・須本良夫・友田靖雄(編)『気付きの質を高める生活科指導法』東洋館出版2011/3/16大学の生活科指導法関係の授業用の教科書。    「単元名『このまち大好き(地域と生活)』」 「公共性」「生活科マップ」「地域との連携」(pp.143-150.)を執筆した。
・安野功(編)『社会科全時間の授業プラン6 年・1』日本標準2011/5/20小学校の社会科指導を行うのための参考書(社会科指導法関係)「国力の充実と国際的地位の向上」(pp.118-135、160-165.)を執筆した。
・加藤明・濱田純・吉田豊香他20名『新編 あたらしい せいかつ 上』東京書籍2014/2/21文部科学省の教科書検定を受け、平成27年度から使用する小学校生活科の教科書作成に携わった。
・加藤明・濱田純・吉田豊香他20名『新編 新しい 生活 下』東京書籍2014/2/21文部科学省の教科書検定を受け、平成27年度から使用する小学校生活科の教科書作成に携わった。
・寺本潔編著『教師力シリーズ小学校生活』玉川大学出版部2016/02/25第5章の動植物飼育にかかわる活動では「命の教育」を(pp.50-59)、第10章の公共物や公共施設にかかわる活動では「公共性」への気付きを(pp.104-113)、第13章の言語活動にかかわる活動では、「コミュニケーション力」について取り上げ(pp.136-145)、小学校学習指導要領に示された生活科の教科内容について、今日的な社会状況の中で育成していきたい資質・能力に向けてどのよう学習活動を展開していったらよいか中心にして、教師の実践的な力を向上させていくことを目指して、そのためのポイントを上げて解説した。
・須本良夫編著『生活科で子どもは何を学ぶか~キーワードはカリキュラム・マネジメント~』東洋館出版2018/03/26<理論編>第3章「低学年の児童の実態」の前半(pp.37-45)において、入学前の子どもの学びの様子、接続カリキュラムの必要性について、そのポイントを上げて解説した。
・中村俊哉,田中浩之編著『実践事例で学ぶ10の姿と生活科』大学図書出版20200401第13章「幼小連携のためのスタートカリキュラム」、第15章「カリキュラム・マネジメントの重要席」を担当し、幼児期終わりまでに育ってほしい10の姿をつなぐ小学校生活のスタートカリキュラムと接続カリキュラムのカリキュラム・マネジメントの重要席性について解説した。
・安彦忠彦・藤井千春・田中博之編著『新版 よくわかる教育学原論 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』ミネルヴァ書房20200520教育学全般に渡ってそのキー概念について仮設した本書において「学級経営と学年経営」を担当し、学校教育における学級・学年の制度的・歴史的な意味や意義を押さえ、学校経営におけるその役割や機能について解説した。
・基礎基本シリース⑤ 最新 総合的な学習(探究)の時間20210618本書は、小・中学校の総合的な学習の時間と高校の総合的な探究の時間の基本について、共通性と連続性、及び一部異なる特性を解説するとともに、児童生徒が発達段階に応じて探究課題と自己の在り方・生き方を考え、課題を発見しよりよく解決していくための資質・能力を養うための実践がなされるよう、教職課程の学生及び現職教員に向けたテキスト
社会科を中心に学びの「本質」を問う20220310・生活科から社会科への学びのつながりについて、その連続性や接続について述べた。
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】
・「子どもの姿を想像する-授業づくりの根本問題」『開花宣言』第3号(「白百合児童文化」20号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室(pp.38-41.)2011/3/15小学校の学習指導(授業づくり)に関して、学習指導案作成のポイントを整理した.(各教科指導法・教育実習関係)
・「『気付きの質を高める』生活科指導法に関する一考察-小2・単元『このまち大好き』(地域 と生活)を例に-」『白百合女子大学初等教職課程論集』第4号.白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化専攻初等教職課程(pp.2-16.)2012/3/1生活科の学習指導(授業づくり)における指導のポイントを整理した.(生活科指導法関係)
・「アンパンマンの『正義』の話をしよう」 『開花宣言』第4号(「白百合児童文化」21号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室(pp.31-34.)2012/3/15小学校の学級経営(学級づくり)道徳教育学習指導(授業づくり)に関して、学習指導案作成のポイントを整理した.(各教科指導法・教育実習関係)
・「生活科のカリキュラム」『日本生活科・総合的学習教育学会20周年記念学会シンポジウム』(口頭発表)2013/11/24学会誌発表論文を基に、小学校低学年に創設されたの教科「生活科」の20年間の実践の歩みを事例を紹介しながら示し、その方法や実践内容の変遷を報告した。(生活科指導法関係)
・「『教員養成の質保証』と本学初等教職課程に関する覚書-小学校教員養成課程カリキュラムを中心に-」『白百合女子大学初等教職課程論集』第5号白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化専攻初等教職課程(pp.1-15.)2013/3/1本学初等教職課程における小学校教員養成カリキュラムに関して、「教員養成の質保証」の観点から改善に関するこれまでの教職課程の授業への取り組みとその経過について整理して報告した。(教職科目・授業方法関係)
・「問いかけの姿勢づくり-楽しい学校をつくる-」『開花宣言』第5号(「白百合児童文化」22号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室 (pp.28-32.)2013/3/15小学校の学習指導(授業づくり)・学級経営(学級づくり)に関する指導法を整理して紹介した.(各教科指導法・学級経営関係)
・「生活科のカリキュラム」『せいかつか&そうごう』第20号(日本生活科・総合的学習教育学会誌)(共著pp.16-23.)2013/3/311989年に小学校低学年に創設されたの教科「生活科」のカリキュラムについて、その実践を追いながら、教育方法や実践内容の変遷を整理して示した。.(生活科指導法関係)
・「『教師に求められる資質や能力』について考える」『開花宣言』第6号(「白百合児童文化」23号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室 (pp.35-41.)2014/3/15「求められる教師像」を整理し、「教師に求められる資質や能力」を巡って考察し、小学校の教職課程路学ぶ上で目指す方向性を示した.(「教師論」等教職科目関係)
・「『総合的な学習の時間』に対応できる教員養成の必要性」日本教師教育学会「課題研究Ⅲ:教師教育の高度化」例会(口頭発表)2014/3/23[生きる力]の育成の目指す「総合的な学習の時間」の創設に対応した授業科目の現状や、「総合的な学習の時間」が育成する学力の重要性、「総合的な学習の時間」に対応できる教員養成の必要性を主張し報告した。(教職科目・指導方法関係)
・「『求められる学力』を育成する教育課程の編成と教師教育-「総合的な学習の時間」に対応できる教員養成の必要性-」『白百合女子大学初等教職課程論集』第6号白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化専攻初等教職課程(pp.1-21.)2014/3/31日本教師教育学会での報告を基に、「生きる力]の育成を図る「総合的な学習の時間」の目指す学力を育成できる教員養成の必要性と、対応する授業科目が必要性をを主張し報告した。(教職科目・指導方法関係)
・「『我以下皆我師』-生活科・総合的な学習の時間がめざすもの-」『開花宣言』第7号(「白百合児童文化」23号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室 (pp.18-23.)2015/3/15生活科や総合的な学習の時間で学ぶ子どもの姿を吉川英治の「我以外皆我師」という言葉から考察し、「教える教師」から「支える教師」へ、子どもと教師の関係性の転換について示した.(「生活」「総合的な学習の時間」「教育実習」等教職科目関係)
・「思考や発すが見えるとき-授業参観の楽しみ-」『開花宣言』第8号(「白百合児童文化」23号)白百合女子大学文学部児童文化学科児童文学・文化研究室 (pp.11-17.)2016/3/15教育実習などで授業参観させていただく楽しみとして、子どもの遊びや活動の姿に現れる思考する姿を見取ることができたり、子どもの豊かな発想の出会ったりする場面を紹介し、子どもの思考や発想を面白がることのできる教師の楽しさについて論じた.(「教育体験」「教育実習」等教職科目関係)
【4.その他教育活動上特記すべき事項】
II 研究活動
著書・論文等の名称 単/共 発行・発表の
年月
発行所・発行雑誌等
(巻・号を含む)の名称
該当頁数共
著者名等
【著書】
実践事例で学ぶ10の姿と生活科分担執筆20200401大学図書出版115,131-122,140 中村俊哉,田中浩之,木村光男,仁藤喜久子,巣立佳宏,根本徹,江島絵理子,香田健治,山岸裕美子,神永典郎,飯田真也
新版 よくわかる教育学原論 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ) 分担執筆20200520ミネルヴァ書房72-73 安彦忠彦, 藤井千春,田中博之,神永典郎,他55名
基礎基本シリーズ⑤ 最新 総合的な学習(探究)の時間共著20210618大学教育出版48-75 原田恵理子,森山賢一,髙橋知已,齋藤諭
教師力シリーズ 小学校 生活 改訂第2版分担執筆20211130玉川大学出版部50,104,136-59,113,145 寺本潔・綿貫健治・森山賢一・神永典郎・善野八千子
社会科を中心に学びの「本質」を問う
共著20220310日本文教出版107-116 鈴木亮太、久地岡啓一郎、藤井千春、神永典郎、木村勝彦、小林晃彦、清水隆彦、片山聡彦、河村潤子、真鍋健太郎、吉冨大基、石井聡、高畠里美、奥本有沙
実践小学校生活科指導法共著20240405学文社32-39 田村 学、加藤 智、神永典郎、齋藤 等、中田正弘、齋藤博伸、齊藤和貴、三田大樹、 西野雄一郎、鈴木美佐緒、渡邉 巧、寳來生志子、久野弘幸
『社会科教育事典』第3版分担執筆20240406ぎょうせい82-83
【MISC】
【論文】
これから求められる教師の役割と資質・能力
-教師の職務内容と適性を巡って-
共著20201201白百合女子大学研究紀要 白百合女子大学 56135-154 坂本正彦
コロナ禍における生活科の取組と可能性(特集 新型コロナウイルス感染症禍中の生活・総合の課題と対応、新たな可能性)単著20210331せいかつか&そうごう(日本生活科・総合的学習教育学会誌) 日本生活科・総合的学習教育学会 2814-24
フィンランド,オランダ括弧訪問視察報告共著20230331白百合女子大学初等教育学科紀要『保育/教育の実践と研究』 白百合女子大学人間総合学部初等教育学科 827-35 中田正弘,土橋久美子,町支大祐
【口頭発表】
コロナ禍の経験をこれからの生活・総合に生かす単独20210206第18回「茨城県生活科・総合的学習の教育を語る会」研修会
大切にしたい生活・総合の学びの本質 ~ 生活・総合で求められる「探究する学び」 ~単独202106302021年度 東久留米市教育委員会授業改善研究会 生活科・総合的な学習の時間の部会研修会                       
III 学会等および社会における主な活動
年月日 学会等名称
20200401日本河川教育学会 会員・常任理事
20200601防災教育学会 会員
20220401日本河川教育学会 副会長
日本臨床心理学会
日本教育技術学会
日本社会科教育学会
日本生活科・総合的学習教育学会
日本社会臨床学会
全国社会科教育学会
日本教育方法学会
教育実践学会
社会科教育開発学会
日本NIE学会
日本個性化教育学会
日本教師教育学会
日本カリキュラム学会
日本教材学会
日本学校教育学会
防災教育学会
和文化教育学会
日本河川教育学会