白百合について

学長室の窓から No.1

2020年4月24日




4月も終わりに近づき、うららかな春の陽光が大地を温めています。

新型コロナウイルス感染の拡大に伴い、授業開始日が5月7日となりましたが、皆さんは毎日をどのように過ごしていますか。とくに新1年生の皆さんは、入学以来一度も大学に足を運ぶことのないまま、やがて遠隔授業が始まることになります。

在宅での学習や経験したことのない遠隔授業のことで、いろいろと不安に思われること、ストレスを感じることもあるでしょう。そのような時には、本学の教職員が皆さんに寄り添い、こころを一つにしてお世話・お手伝いをさせていただきます。まずは健康管理に気をつけて、無理のないように日々を過ごしてくださいね。

ここ緑ヶ丘キャンパスは、その名の通り、樹木や草花に満ちあふれています。まるで童話の世界の中にいるようです。この季節は山吹やシャガの花が咲き、池にはカモたちが遊びにやってきます。また、中庭の中央にそびえ立つヒマラヤ杉は、本学の創立時(1965年)に植えられたもので、現在では13メートルまでに生育し、私たちを見守ってくれています。学長室の窓からこの大木を眺めながら、過去から未来へ力強く続く生命の息吹を感じています。

今は試練の時期、忍耐の時ですが、やがて訪れるであろうCOVID-19後の未来図を、皆さんと一緒にこの緑ヶ丘キャンパスの上に描きたいと願っています。ステンドグラスが美しく映えるチャペルで祈りながら、皆さんにお会いできる日を心から待ち望んでいます。

最後に、第1回目の「学長室の窓から」は私が執筆しましたが、次回からは2名の副学長を含めたワンチームとして関わらせていただく予定です。どうぞよろしくお願いします。

   

 

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