フロリアン寓話選

『フロリアン寓話選』(Fables choisies de Florian)は、18世紀フランスの劇作家・小説家であるフロリアン(Jean-Pierre Claris de Florian, 1755-1794)によるフランス語原文テキストに、日本人絵師 狩野友信、梶田半古の挿絵を添えた和本装丁の書物です。日本文化に憧れて来日し、著名な浮世絵師たちと交流のあったフランス人バルブトー(Pierre Barboutau, 1862-1916)のプロデュースにより、明治28(1895)年に日本で出版されました。

当館所蔵のものは、トゥールーズ在住のアンリ・ディジネス氏の家に伝わったもので、氏の好意により、本学同窓生(仏文科第3回卒業生)のフランス語翻訳会のために贈られたものです。2009年に翻訳会が当館で活動成果展を行ったのを機に、当館に寄贈されました。

高山晶著『ピエール・バルブトー ―知られざるオリエンタリスト』(慶應義塾大学出版会 2008年)では、『フロリアン寓話選』には少なくとも4種類の異なる版があることが報告されていますが、当館所蔵のものは24.5×34cm横長版(全2巻)の第1巻です。

下記の画像をクリックすると、個別に表示。連続表示はこちらをクリック。

1/19
2/19
3/19
4/19
5/19
6/19
7/19
8/19
9/19
10/19
11/19
12/19
13/19
14/19
15/19
16/19
17/19
18/19
19/19