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【報告】2018年度 人間総合学部エデュテイメント大学

2019年2月18日

 今年度は6つのプログラムを行いました。多くのみなさまにご参加いただきました。心より御礼申し上げます。

プログラム1:紙芝居を楽しもう!
日時:2018年8月4日(土)14:00~15:30

 紙芝居を楽しもう!では、最初に学生による紙芝居の実演と、教員による「紙芝居を演じるコツ」の説明及び実演とで、雰囲気作りを行った後、家族ごとに分かれ、各家族に1台ずつ紙芝居舞台を準備し、互いに演じたり演じられたりしました。まだあまり文字が読めない子どもも、お母さんや学生の手助けで一所懸命演じている姿が見られました。
学生たちも、紙芝居の楽しさを味わいながら、いろいろな子どもたちとさまざまな家族の姿から、多くの気づきを得た様子でした。

 
学生による紙芝居実演              家族ごとに分かれて紙芝居体験

プログラム2:「カルピス」こども乳酸菌研究所(白百合女子大学版)
日時:2018年10月13日(土)9:15~11:45

 「カルピス」こども乳酸菌研究所(白百合女子大学版)では、まず「カルピス」誕生物語を視聴し、「カルピス」について知った後、1組ごとのテーブルで「カルピス」の原料である牛乳と、製造過程の一次発酵乳、そして「カルピス」の性質の違いを、香りや味で確認する活動を行いました。次に、参加者が作った牛乳と「カルピス」のプレパラートを作製し、電子顕微鏡で観察、比較することで、牛乳にはなかった乳酸菌や酵母が「カルピス」の中にはあることを確認することで、微生物の働きについて学びました。最後に、自分が将来研究者になったらどういう乳酸菌を発見し、役立てたいかを考えて互いに発表しあう未来ディスカッションを行い、すべての活動が終了した参加者には、”「カルピス」こども乳酸菌研究所 博士任命状”や個人番号入りのバッジが授与されました。
こどもたちが最後に発表した「自分が見つけたい乳酸菌」については多岐に渡るものがあり、それぞれの理由を含めて互いに聞きあうことで親子や参加者同士の考えの多様性に気づいたり、認めあったりする様子が見られました。

 

”「カルピス」こども乳酸菌研究所 博士任命状”をもらって集合写真


プログラム3:くるくるアニメおもちゃを作ろう!
日時:2018年10月27日(土)・28日(日)10:30~12:00

「アニメーション制作」を受講している児童文化学科の学生と参加者のみなさんが一緒になって、回転ぱらぱらマンガ装置「キノーラ」を作りました。
「キノーラ」は、6枚の動く絵を描くことから始まります。用意された絵に色を塗って作品を仕上げることもできますが、自分で絵を描いてオリジナルのぱらぱらマンガを作ることもできます。
親子でいろいろなアイディアを出し合いながら1つの作品を仕上げている姿も見られました。
 
キノーラ作り             学生と一緒にがんばる姿

完成作品!


プログラム4:今日はとことんリラックス
日時:2018年11月23日(金)13:00~15:00

「今日はとことんリラックス」では、発達心理学科3年生の学生が準備してきた活動(日常生活の中でも簡単にできるリラクゼーション法)について、地域のみなさまと一緒に楽しみながら学ぶことができました。白百合の森散策の時間は、大人グループと子どもグループに分かれて活動しました。大人グループは、森林メディカルトレーナーの間瀬理江さんのご指導を受けながら、裸足で芝生を歩いたり、白百合の森の中で呼吸法を学んだり、ゆったりとしたひとときを過ごしていただきました。間瀬さんのお話を聞き、「もっと森歩きとか自然とふれあう時間を大切にしたいと思った」という感想も聞かれました。子どもグループは、学生たちと一緒に白百合の森にある自然を発見するスタンプラリーを楽しみました。
森散策の後は、学内にある重要文化財の建築物「めぐみ荘」でクロモジのサッシェ作りを楽しみました。子どもたちは、クロモジの枝を切りながら、「いいにおい」「森のにおいがする」など感じたことを言葉にしながら、自分だけのサッシェづくりに集中している姿が見られました。

  
子どもチーム:白百合の森でスタンプラリー  クロモジの枝でサッシェ作り

プログラム5:クリスマスを歌おう!
日時:2018年12月22日(土)15:00~16:30

 最初に楽器の作り方の説明をしました。まずはマラカスです。小さな容器にビーズを入れて蓋をするという簡単な作業でしたが、できあがるとみんなでシャンシャンと可愛らしい音色を出して楽しみました。次はタンバリンです。箱と鈴などで作成しました。難しいところはお母さんや学生が関わりながら丁寧に集中して作成していました。できあがると、子どもたちは嬉しそうに大きな音を鳴らして自由に楽しみました。
次に、作成した楽器を持ってプレイルームに移動しました。プレイルームにはマットを敷き、リラックスできるように靴を脱いで座れるよう準備しました。クリスマスの歌の歌詞が書かれた冊子をお渡しし、親子で冊子を見ながら、みんなで歌を歌いました。まずはマスカラで、次はタンバリンで、楽器の種類やリズムを合わせて音を鳴らしながら歌いました。そして、好きな楽器で自由に楽しみながら、みんなでクリスマスの歌を楽しみました。
最後に、クリスマスの歌を流しながら、クリスマスにまつわる話を紙芝居のようにして伝えました。親子で笑いあう様子や触れ合う姿がみられ、温かいひとときとなりました。


親子でつくった楽器を使ってクリスマスを歌おう!

プログラム6:からだであそぼう!親子で楽しむ運動遊び
日時:2019年1月12日(土)13:00~15:00

 参加メンバーが集まったところで初めの挨拶と準備体操をし、ウォーミングアップとして、新聞紙ボールを使ったキャッチボールをしてから「ボール当て鬼ごっこ」を行いました。体が温まったところで、次に風船にビニールテープを巻いて作ったボールと新聞紙を丸めた棒を使って、風船を転がす「風船とお散歩」、風船を棒で挟んで運ぶ「運び屋リレー」を行いました。リレーでは親子で声を掛け合いながら息をあわせて風船を運び、チームの仲間からの声援も響いていました。
「くるくるロケット」の活動では、親子で協力してロケットを作ってから、鬼退治と高得点を狙う2種類の的当てを行いました。子どもたちが何度も的当てに挑戦する姿がみられ、楽しみながら投げる経験を重ねることができていました。チーム対抗で得点を競うゲームも取り入れたことで、やりがいを感じられたようでした。
最後にアルミホイルのボールを投げ合い、相手チームと投げられた数を競う「アルミ合戦」を行い、白熱した戦いが繰り広げられました。
初雪が降る寒い日でしたが、体育館はみなさんの熱気であふれていました。保護者の方からは「プログラムがとてもよく考えられていた。スタッフの皆さんも子ども目線で対応していただいて、子どももとても楽しんでいました。」「新聞紙など身近にある材料で作れる道具が多かったのが良かった。」「体を動かすアクティビティの別のバージョンにも参加したい。」といった感想もいただき、充実した活動となりました。

  

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