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【重要】2020年度後期授業について

2020年8月3日

 学生・保護者の皆さまへ

2020年度後期授業について


新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、東京都をはじめ日本の各地においても一向に感染収束の兆しが見えない状況にあります。学生・保護者の皆さまには、いかが日々をお過ごしでしょうか。

今春には、皆さまをお迎えするために、キャンパスを彩る花々とともに教職員一同こころを一つにしてお待ちしておりました。しかし、コロナ禍の影響で入学式も入学記念ミサもなくなり、57日から遠隔授業が始まり、現在では蝉しぐれの中、前期の授業も終わりを迎えます。まさにコロナ一色に染まった数ヶ月でした。

さて、後期授業につきまして、現在の感染状況やその他諸条件を勘案し、遠隔授業を前提としつつ、対面による指導が不可欠な一部の科目を十分な感染予防対策を講じた上で、対面形式で実施することとなりました。このことに関して、学生・保護者の皆さまの中には、様々なご意見があることを承知しております。入学以来大学に登校する機会のない新入生や、クラスメイト・教職員との交流を熱望する学生の気持ちは痛いほど理解しております。しかしながら、何よりも学生の生命と健康を考えた上での苦渋の決断であり、社会の安全を守るためのものでもあることをご理解いただきたく存じます。一部で実施する対面形式の授業の詳細については後日改めてお知らせいたしますが、登校が困難な学生に対しては代替方法による受講ができるように配慮いたしますのでご安心ください。

なお、コロナ禍の長期化に伴い、経済的に不安を抱えておられる学生・保護者の皆さまのために、本学の既存の奨学金制度、国による修学支援等に加え、新たに、新型コロナウイルス感染症の影響による家計急変により、修学が困難になっている学生に対する学納金の減免措置を実施することで、経済的支援をより手厚くすべく検討しているところです。

本学はカトリック精神に基づいた少人数教育を重視し、顔と顔が間近に見える環境で、学生との人格的な関わりを大切にしてまいりました。日々刻々変化する昨今の深刻な事態により先の見通せない状況ですが、いかなる状況にあっても教育の質を維持することは大学としての責務です。そのため、各学科・教育センターがそれぞれの専門性と特色を生かし創意工夫しながら、引き続き学修成果・単位修得・卒業のために最善を尽くします。

お一人おひとりの上に、神さまの豊かな祝福と恵みがありますように、
心からお祈りいたします。くれぐれもご自愛ください。 

                         白百合女子大学
 学長 髙山 貞美

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