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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title キリスト教学ⅡB/Introduction to Christianity ⅡB
担当教員(所属)/Instructor 豊島 治 (全学基盤教育部門カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 1
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
続福音基礎講座
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
授業ではキリスト教学Ⅰで身に着けた基礎的事項を「生きる力」という観点から再度みていきます。
とくに「神よ、人とは何者か、なぜ人に心を留められるのか」という旧約聖書(詩篇144)にある言葉を基本にして、カトリック的、キリスト教観点の数々から現代の人間社会をみていきます。そのことによって人間の感情や知能による共同体的活動をデイバーシティへ向けるための視点を身につけていきます。
表現力・理解力・共感力を具現化することによって日常用いる「ことば」についての幅広い作用を学び社会性の向上を目指します
社会の変化に感情的にならないこと、自然界への畏怖についても洞察しながら人知をこえた災害への向き合い方を知る機会を提供します
授業概要
/Course description
私達は新型コロナウィルスによる不安を経験しました。人とのつながりが制限され生活様式の変化も強いられました。アルゴリズムのシステムによる影響ファクトチェック機能の存在もあり情報の選択の難しさも言われています。
学校教育での宗教の定義は4つとしています。そのうち1つは人が生きる上での問題対応の究極の答えを探求することです。
 今期はこのような事態を経たことも振り返り、リモートでおこる不安、人生の確かさ、人と人とのつながりの効果とその逆の作用例を感情という点からふり返り、生きる原点をさぐっていればと思います。またキリスト教学でおこなわれたコニュニオンの経験を土台としてコミュニオンNEOとし、他者をまきこんだワークも取りいれます。
 
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:神からの期待―私の身の回り
第2回:神からの期待―感情「子から親&親から子への感情」
第3回:神からの期待―感情「感情の伝達」可視的感情と不可視的感情伝達
第4回:神からの期待―感情「喜怒哀楽」の「あわれみ」の具現化を考察
第5回:神からの期待―孤独・疎外「セクト化してしまう現象」
第6回:神からの期待―孤独・疎外「ヒーローの存在/その先にあるもの」
第7回:神からの期待―孤独・疎外「貧しさはなぜおこるのか」
第8回:神からの期待―自己嫌悪「自分で自己の定義は可能か」
第9回:神からの期待―自己嫌悪「期待とはポジティブかネガティブか」
第10回:神からの期待―自己嫌悪「誤解はなぜ起こる」
第11回:神からの期待―円熟について「歳をとることの効果」
第12回:神からの期待―「聞く」と「聴く」どうちがう
第13回:神からの期待―愛するということ「未来に希望はあるのか」
第14回:試験とまとめ
第15回:考査のフィードバックとまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
1) 現代社会の現象は生きた資料でもあるので、マスメディアによる情報に留意していただきたい。 

各回の授業外学習期間(予習・復習)は1時間程度かかると想定される
(予習)該当箇所を各種祈りと合わせて読んでおく
(復習)該当箇所はどの祈りの文言に反映されているかを確認する
教科書・参考書等
/Textbooks
教科書/Text books】
1)『聖書 新共同訳(旧約聖書続編つき)』日本聖書協会

【参考書/Reference books】
各授業内で紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・)始業の課題(10%)
・)リアクションノートからみる授業への取り組み(60%)
・)レポート(20%)
・)修養会(参加及び学修成果)10%

【評価基準】
・レポート;授業や提示する課題図書(URL)から主要な内容を見つけ出し理解し、展開する
・授業への取り組み;「準備学習・履修上の注意」にあるものを含め、積極的な問いかけへの返答、提出物において参加している。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
提出物などにコメント等を返す
備考
/Notes
この授業はカトリック東京大司教区内で教会司牧をしている司祭として実務経験のある教員による授業であり、その経験を活かした実践的な授業を行います。
加えて、福祉、国内外援助&啓発、災害対応部署(防災士)のリーダーとしての経験を通して実践的授業を行うものでもあります。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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