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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title キリスト教学入門Ⅱ/Introduction to Christian Studies Ⅱ
担当教員(所属)/Instructor 滝口 ひとみ (全学基盤教育部門カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 1年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
神の計らいのうちに生きる」詩篇139
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
「神は、その独り子を与えるほど世を愛された。」(ヨハネ3章16節)私たち一人ひとりはかけがいのないものであり、神に愛された存在です。私たちの出会いも生活もすべては、神のはからいによるものです。特にいのちは神のわざであり、神のたまものです。聖書は、すべての人間は、神が創造したものであり、神の特別の愛のたまものであると記されています。「神は天地創造の前から私たちを愛し、選ばれた」(エフェソ1,4参照)神はご自分にかたどって人間を創造し、祝福された。(創世記1,27)聖書のメッセージによってカトリックの人間観、世界観を学んでいきます。さらに環境問題にも触れていきます。
 本学に入学したみなさんが、神に愛されている存在であることに気づき、同様に他の人も神に愛されている存在であることに気づき、他の人にも目を向けていくようにします。また、コミュニオン等を通して学生生活がより充実したものとなり、他の人の必要にも気付き、女性として自分のできることから社会に貢献しようする心を育てていきます。
祈りや聖歌の意義を学び、キリスト教に関する聖歌、よく知られた聖書の句なども紹介し、人間を超える存在を意識します。
新約聖書を読みイエスについて学び、イエスに出会った人々、イエスがどのようなまなざしを彼らに向けているか、教育的観点からもイエスの行動をみていきます。また、イエスの言葉を実践したマザーテレサや他の聖人の活動、祈りなどを紹介し、私たちのできることなど考えていきます。
授業概要
/Course description
上記のねらいのもとに下記のように授業を進めていきます。各授業では、よく知られている聖書の句やカトリックの典礼で扱われている聖書の箇所、聖歌を紹介します。聖書の箇所を紹介し、解説を加えた後に必要であれば、リアクション・ペーパーを記入し、次回の授業で疑問点などを取り上げます。
後期のコミュニオンはグループの発表で行います。3.4名のグループにより、キリスト教関係で興味のある事柄を授業の最初に発表してもらいます。(12月までの授業中)
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:イエスと出会った人々 1 弟子たち 
マタイ9・9-13 マルコ 2・13-17 ルカ5・27-32
第2回:イエスの教え 4つのたとえ話  ルカ15・1-32 
第3回:イエスの教え 山上の説教    マタイ5・1-12
第4回:イエスのたとえ話1 地の塩 世の光 マタイ 5・13-16
第5回:イエスのたとえ話2 種まきのたとえ マルコ4・1-12
第6回:イエスと出会った人  2 ザアカイ     ルカ19・1-9
第7回:イエスと出会った人 3 サマリアの女性 ヨハネ4・1-42
第8回:イエスのまなざし 金持ちの青年 マルコ 10・17-22
第9回:イエスのまなざし 罪の女性  ヨハネ 8・1-11
第10回:キリストはぶどうの木  ヨハネ15.1-17 
第11回:イエスの誕生 2
第12回:クリスマスの意義
第13回:復活したイエスと出会った人 マグダラのマリアとエンマウスの弟子
第14回:振り返りと試験・レポート
第15回:イエスの言葉を生きた人 マザーテレサ コルベ神父など
準備学習・履修上の注意
/Notices
・コミュニオンを準備すること
・この授業における予習復習の時間は週1時間程度を目安とする。
 授業で扱った聖書の箇所、教科書を読み返し、参考書にも目を通してより理解を
 深めていくことが望ましい。
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
『聖書 新共同訳聖書(旧約聖書続編つき)』日本聖書協会
『聖書資料集―キリスト教との出会い』富田正樹著 日本基督教団出版局2016年
【参考書】
『キリスト教とは何か』ペトロ・ネメシェギ著 女子パウロ会 2007年
『聖書入門』フィリップ・セリエ 支倉崇晴・支倉寿子訳 講談社
 その他授業で紹介する
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・コミュニオンの準備・発表、参加   20% 
・試験とレポートの提出        50% 
・授業参加の姿勢           20%
・修養会への参加及びその学修成果   10%
 総合的に評価します。原則として上記4つの要素すべてにおいて
 得点があることを合格の必要条件とし、60点以上を合格点とします。

【評価基準】
  ・課題の内容を理解し、自分の考えを記入している。
 ・コミュニオンの準備を丁寧に行い、自分の意見をわかりやすく伝えている。
 ・クラスメイトの発表をしっかりと聞いている。
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
  授業内で説明を行う。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】

【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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