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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅠR/Religious Studies Ⅰ(R)
担当教員(所属)/Instructor 中西 恭子 (カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 月/MON 4
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
〈学びの体系〉[哲学・思想・歴史][芸術・文化]
キリスト教の思想と宗教文化:初期キリスト教から中世盛期まで
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業では、初期キリスト教から中世盛期に至るキリスト教史のなかで培われてきた思想と宗教文化を概観する。
基礎的なキリスト教史・キリスト教思想史の知識を習得し、宗教とジェンダーにかかわる具体的な事例を通して、それぞれの時代に展開されてきた宗教思想と宗教文化についての知見を得る。
授業概要
/Course description
キリスト教はいかにして「ヨーロッパの聖なる天蓋」へと変容をとげたのだろうか。この授業では、初期キリスト教から中世盛期に至るキリスト教史のなかで培われてきた宗教思想と宗教文化の事例を、それぞれの時代における宗教とジェンダーのかかわりをめぐる具体的な事例とともに紹介する。
(1)キリスト教出現の背景
(2)一神教文化とはなにか
(3)初期キリスト教
(4)中世のキリスト教
このほか、必要に応じて時事問題解説を行い、近代以降における古代・中世キリスト教文化受容史の事例を紹介する。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
対面授業で行う。manaba courseを用いて資料と課題を配布する。詳細は随時告知する。

第1回:ガイダンス
第2回:「宗教」とはなにか?
第3回:初期キリスト教(1)古代地中海世界の諸宗教と一神教
第4回:初期キリスト教(2)「キリスト教以前」の思想と歴史的イエスの思想
第5回:初期キリスト教(3)初期キリスト教における正典と正統の意識
第6回:初期キリスト教(4)初期キリスト教のなかのジェンダー
第7回:「古代末期」のキリスト教(1)ローマ帝国におけるキリスト教の公認
第8回:「古代末期」のキリスト教(2)死生観・修行観・文学観の変化と教義論争
第9回:「古代末期」のキリスト教(3) 古代末期地中海世界の諸宗教とジェンダー
第10回:「古代末期」のキリスト教(4)西ローマ帝国の「消滅」以後のキリスト教
第11回:中世のキリスト教(1)東方キリスト教と西方のキリスト教 歌と美術へのまなざし
第12回:中世のキリスト教(2)中世のキリスト教とジェンダー
第13回:中世のキリスト教(3)「12世紀ルネサンス」と大学の誕生
第14回:中世のキリスト教(4)武勲と貴婦人、神秘と信仰
第15回:まとめと質疑応答
準備学習・履修上の注意
/Notices
この授業における予習・復習の平均時間数は、週に1時間程度を目安とする。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】講義資料をmanaba course上で配付する。

【参考書】
視聴覚資料の情報もあわせて、適宜講義内で紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
リアクションペーパー 20%
最終レポート 80%
以上を総合的に評価し、60%以上で合格とする。

【評価基準】
最終レポート:講義中で紹介した知識・事例をふまえて、課題に対して適切な題材と問いを設定し、多角的な考察を行えているかを評価の基準とする。
リアクションペーパー:manaba courseに掲出する。講義中に提示した知識・事例に接して、積極的に問いや思考を展開できているかを重視する。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
レポート、各回の課題について講評を行う。
備考
/Notes
この授業は、文芸評論家としての実務経験をもつ教員による講義であり、古典と歴史を着想源とする作品の分析と批評の経験を史実とあわせて紹介することで、多角的に宗教現象と宗教史を見る眼を培う講義である。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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