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科目一覧へ戻る | 2021/10/30 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅠZ/Religious Studies Ⅰ(Z) |
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担当教員(所属)/Instructor | 髙山 貞美 (学長) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2021年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
グローバル時代における宗教学 <学びの体系>「哲学・思想・歴史」「諸宗教・その他」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この講義では、諸宗教が共存するグローバル世界の中で、宗教に関する偏見や誤解を取り除き、現代世界に生きる者としての基本的な知識を身につけることを目標とする。 なお、この授業はディプロマ・ポリシーの中の「時代を超えて普遍的に求められる豊かな人格形成を行うため、カトリックの人間観・世界観を理解するための基礎的な能力をもつことができる」に対応している。それを実現するために、カリキュラム・ポリシーの中の「本学の建学の精神に直接根ざした教養と生きる力、時流を超えて普遍的に守るべき価値を保ち、自分と世界の未来を創造的に切り開くためには生涯にわたる人格形成に取り組む必要があることを自覚する」に沿って授業を行う。 |
授業概要 /Course description |
「地球環境」や「生命科学」をキーワードとする21世紀は、同時に「心の時代」とも言える。無宗教を標榜する人々が多い現代日本にあって、科学技術時代における宗教の意義について考察する。具体的には、聖と俗、神話と祭り、信仰とアイデンティティー、宗教とシンボル、苦しむ神、日本人と無宗教などについて学ぶこととする。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:宗教学とは 第2回:聖と俗(1)R・オットー 第3回:聖と俗(2)M・エリアーデ 第4回:信仰とアイデンティティー 第5回:ノアの洪水・バベルの塔 第6回:神話と祭り(1) 古代バビロンの正月祭 第7回:神話と祭り(2) 宗教大国アメリカ 第8回:宗教とシンボル(1) 日本人とシンボル 第9回:宗教とシンボル(2) 十字架の歴史 第10回:苦しむ神(1) ユダヤ・キリスト教の「苦難の僕」 第11回:苦しむ神(2) 熊野権現の物語 第12回:日本人と無宗教(1) 日本人の葬送儀礼 第13回:日本人と無宗教(2) 遠藤周作『深い河』 第14回:イスラームとの対話 第15回:諸宗教との対話 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・時間を有効に使い、授業は集中力をもって臨む。 ・授業内容は各回ごとに連関しているので、やむを得ず欠席した場合には、レジュメ等で内容を必ず把握しておく。 ・この授業における予習・復習の平均時間数は、週に1時間程度を目安とする。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 指定なし。随時レジュメや参考資料をPDFファイルで配布する。 【参考書】 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加(30%)、リアクションペーパー(30%)、学期末レポート(40%)により評価し、総合評価で60%以上を合格とする。 ・出席を毎回確認する。欠席が4回を超えた場合には、原則として成績評価の対象としない。 ・リアクションペーパーに書かれた意見や質問等については、次回授業で解説しながら共有する予定である。 【評価基準】 ・授業への参加度:授業に積極的に参加している。 ・リアクションペーパー:授業内容を把握し、自分なりの考察が表現されている。 ・学期末レポート:出題された問題に的確に答え、総合的な理解力が示されている。 |
備考 /Notes |
・本授業は、主にmanaba courseを利用した遠隔授業(オンデマンド型)として実施する。 ・manaba courseのなかで学生相互の意見交換の場を設ける。 【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 |