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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅡB/Religious Studies Ⅱ(B) |
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担当教員(所属)/Instructor | 海老原 晴香 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
「祈りと女性演習」ノリッジのジュリアン『神の愛の啓示』英語文献講読:<学びの体系>聖書・神学、哲学・思想・歴史、芸術・文化 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
・テキスト講読を通じてキリスト教の霊性・神秘思想を知り、価値を見出す ・「祈る」という行為への理解を深める ・文献を外国語で読解し、著者の思想にふれる方法を身に着ける ・テーマに対する自分の見解を発表、説明できる ・対話を通じて思索を深める |
授業概要 /Course description |
この演習では、14-15世紀の英国において女性として初めて英語で著作を残したノリッジのジュリアンによる『神の愛の啓示』を現代英語で講読します。ジュリアンは30歳の時に重病をわずらい、そこでの神秘体験をもとに著作を執筆したとされています。祈ることの意味や人間の神との関係について、神秘体験への洞察から語りだすテキストにじっくりと向き合います。 受講者は指示された箇所を各自あらかじめ試訳して参加することが求められます。テキストについては訳出をより多く進めることよりも、内容を味わい深めることに重きを置きます。必要なキリスト教的知識は、随時教員から解説します。受講者の状況により、講読箇所や進度は調整されます。テーマに関する意見交換を実施することがあります。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
(※以下は予定であり、受講者の状況や進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。) 第1回:進め方と導入:「神秘」とは? 第2回:「神秘」とは?/ノリッジのジュリアンについて 第3回:Lord? Passion? Flesh? 第4回:Bodily sickness, illness-all the rites of Holy Church 第5回:祈りとは 第6回:St. Cecilia, three wounds 第7回:Bodily sicknessの実現 第8回:My parson, curate and a boy 第9回:ジュリアンの幻視体験の始まり 第10回:Crown of thorns 第11回:Bodily - Spiritual 第12回:Little thing – size of a hazelnut 第13回:ジュリアンの自己理解 第14回:ジュリアンの使命 第15回:ふりかえりとまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
指示があった講読箇所を各自あらかじめ試訳して、所定のワークとして提出すること。 資料(動画・音声資料を含む)や連絡事項等の案内、またワークのやり取りに関しては、CAMPUSSQUAREの授業掲示板やmanaba courseの各種ICT教育支援ツール機能を通じて実施することがあるので、開講時限も含め定期的に確認すること。確認しなかったことによる不利益は受講者の責任となる。 各回に授業内や各種ICT教育支援ツール掲示において指示される全アクティビティへの参加と、ワークの取り組み状況が、成績評価の対象となる。出席した時間数が出席すべき時間数の3分の2に満たない者は、成績評価の対象とはならない。受講者の自己都合に応じて追加課題を個別に設定する等の対応は、行わない。 この授業における予習復習時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。 【授業外学習の内容】 授業内や各種ICT教育支援ツール掲示において指示したワークを行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 下記【参考書】トップに記載の文献を使用(※受講者に資料配布)。 【参考書/Reference books】 Julian of Norwich. Revelations of Divine Love. Translated with an Introduction and Notes by Barry Windeatt. Oxford University Press, 2015. 旧約新約聖書(『聖書 新共同訳 旧約聖書続編つき』.日本聖書協会,2015 等) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 各回のテキスト読解・予習準備・ワーク提出(60%)、各回指示されるアクティビティ・ディスカッション等への参加の積極性・協働性(40%)により評価する。 【評価基準】 ・各回のテキスト読解・予習準備・課題提出/アクティビティ・ディスカッション等への参加の積極性・協働性:指定箇所の英文に和訳を付すことができる/指定箇所の予習(翻訳)を提出したうえで授業に参加し、指示されたアクティビティ・ディスカッション等を実施することができる/扱われたテーマに関する問題に対し、授業の際や個人ワークにおいて、他受講者の意見をふまえて自分の見解を述べることができる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 受講者からワーク等を通じて出された質問や意見は、授業当日あるいは次の回で必要に応じて紹介・共有し、教員からコメントする。その際、必要に応じて各種ICT教育支援ツール機能を利用することがある。ワークは事前にルーブリックの確認を行う。 |
備考 /Notes |
・この授業では、CAMPUSSQUAREの授業掲示板やmanaba courseの各種ICT教育支援ツール機能を活用した双方向型授業形式を取り入れている。 ・この授業では、プレゼンテーション、ディスカッションを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html