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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅡF/Religious Studies Ⅱ(F) |
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担当教員(所属)/Instructor | 佐々木 裕子 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
世界の諸課題と「教養としての宗教学」-関わりの中での宗教学 <学びの体系>「社会倫理・実践」、「諸宗教・その他」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、人間の様々な生活やリアリティの中に垣間見られる宗教性について具体的な事例を通して考察することを通して、様々な社会課題及び諸宗教についての基礎知識を身につけ、人間にとって諸宗教の果たす意味についての考えを深めることを目標とします。 |
授業概要 /Course description |
この授業では、人間や社会を取り巻く様々な課題―生・老・病・死をはじめ、人権や差別などの社会課題に対して諸宗教及びそこに関わる人々が果たしてきた社会的役割や課題について考えていきます。 また、従来、宗教が果たしてきた社会的役割を現代社会において担っているものは何か、についての理解も深めながら、人間の営みについてじっくりと考えていきます。21世紀は「価値の時代・こころの時代」と言われます。昨今の世界情勢をみても、無宗教という在り方も含め、宗教や思想について常識的な知識や理解を持つようつとめることが今まで以上に必要な時代となってきています。先人たちの生き方に学びながら、学生時代に人生の中で出会う課題を考える時を持ち、自分の考えを仲間たちと一緒に深めていきましょう。 また、本学の建学の精神の根底にあるキリスト教や聖書に関して、もう一度、全体としてその知識を整理し直してみたい、他の宗教のことも知った上でキリスト教を見つめ直してみたいなど、「社会に出る前に大学生としてこれだけは知っておきたい教養としてのキリスト教」についても考えていきます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1.イントロダクション 授業の進め方と評価 2.人間の生活、社会の諸課題、宗教 3. 人間のリアリティから宗教を考える(1) 死 4.人間のリアリティから宗教を考える(2) 病 5.人間のリアリティから宗教を考える(3) 老 6.人間のリアリティから宗教を考える(4) 差別 7.人間のリアリティから宗教を考える(5) 壁 8.人間のリアリティから宗教を考える(6) 赦し 9. 人間のリアリティから宗教を考える(7) 癒やし 10.人間のリアリティから宗教を考える(8) 愛 11.人間のリアリティから宗教を考える(9) 関わり 12.教養としてのキリスト教(1)キリスト教の歴史 13.教養としてのキリスト教(2) 社会の中のキリスト教 14.白百合と、シャルトル聖パウロ修道女会、女子教育 15.全体のまとめとフィードバック *授業の内容、順番は履修者の興味関心・理解度などによって順番の変更などが行われる可能性があります。初回授業でアンケートを実施・説明しますので、必ず出席して下さい。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
生活の中で出会う様々な問題や、社会の中でしばしば取り上げられる具体的な事例や出来事を切り口にして人間の在り方や宗教性について考え教養を広げる授業ですので、授業の題材や自分の経験をもとに自らの考えを仲間と共に深めて行って下さい。 また、学生の皆さんの視点から疑問を大事にしたいと思っていますので、扱ってほしい事柄や提案など初回のアンケートを含め、随意、積極的に申し出て下さい。大学の学びは自分の日常からの問いを見つけ、言葉化することが大事です。 ・manaba courseやスマホアプリなどを通しての意見交換において自分の考えを言葉化してみること、他者の疑問をよく読み取ることが大事にされます。毎時間、スマホかタブレットを用いますので、持っていない学生の方は授業開始時に担当教員に相談して下さい。「宗教学」の授業は学科や学年を越えた学生同士が出会う貴重な機会ですので、是非、有効に活用して下さい。 ・各回の授業外学習時間(予習・復習)には1時間かかると想定されます。 【授業外学習の内容】 ・毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示された課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 テキストは特に定めず、適宜プリントなどを配布します。 【参考書/Reference books】 授業中に随時、紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 授業内に適宜課されるリアクション・ペーパーや小課題などによる授業参加度に加え、学期末に学習を振り返るためのまとめのレポートが課される予定です。授業内課題やリアクション・ペーパー(50%)と期末課題 (30%)、コメント交換などによる授業参加度(20%)。総合評価60%以上で合格とします。 【評価基準】 ・リアクション・ペーパーや期末のまとめレポートでは、基礎的な知識が身についているかどうか、また、単なる感想ではなく、教材や他の学生の意見を理解し、自分の考えをわかりやすく他者に伝えることが出来ているか等を評価します。 ・授業への参加度は、意見交換や相互コメントなど、グループ活動へ積極的に参加しているか、等を評価します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 ・授業の冒頭やmanaba courseで前回のリアクション・ペーパーなどについてフィードバックを行います。学期末レポートや小課題の解説・講評を行います。 |
備考 /Notes |
この授業は、グループディスカッション、発表、反転学習、及び、タブレット端末などを用い、ICTを活用したオンラインによるグループワークを取り入れています。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html