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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅡK/Religious Studies Ⅱ(K)
担当教員(所属)/Instructor 久保 文彦 (カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 月/MON 2
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
キリスト教と映画
<学びの体系> 「芸術・文化」
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 19世紀末に「映画」が誕生してから、今日まで多くの優れた作品が制作されてきました。映画は物語の映像芸術であるため、物語文学としての『聖書』を読み継いできたキリスト教会は、映画を宣教の手段として活用してきました。また、欧米の映画作品の中には、『聖書』やキリスト教とは関係がないように見えながら、聖書的・キリスト教的なメッセージを含んだものが多く見られます。
 この授業では、映画作品を分析し、作品の映像表現やストーリー展開と、聖書的・キリスト教的なメッセージとの結びつきについて学びます。現代は、映画のみならず、テレビドラマ、インターネットの動画配信など、大量の映像作品が流通している時代です。良い作品が与える感動は、人を生かす力になりえます。ところが、悪い作品は人を洗脳し、社会全体を誤った方向に導く手段になりえます。授業では、映画の見方とともに、私たちと映像作品との望ましい関わりについても考えます。
授業概要
/Course description
 授業では、映画の歴史を学ぶとともに、聖書的・キリスト教的なメッセージを含んだ作品の分析を行います。作品分析には、聖書・キリスト教の歴史についての一定の知識が欠かせません。作品内容に関わる聖書箇所、キリスト教の歴史を解説した上で、映像作品に含まれたメッセージを分析します。
 後期の授業は、クリスマスの時期と重なります。クリスマス前の講義では、クリスマスに関する聖書テキストを読み、その意味を考えます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:コースの説明、文献の紹介
第2回:映画の歴史とキリスト教
第3回:『ジュラシックパーク』 「神」を演じることが人間には許されるのか
第4回:『天空の城ラピュタ』 「神」になろうとする人間の傲慢
第5回:『マトリックス』 人間は奴隷として生きてはいけない
第6回:『十戒』 自由人になるための闘い
第7回:『E.T』 難民としてのユダヤ人
第8回:『レ・ミゼラブル』(1)イエス・キリストの生き方に倣う
第9回:『レ・ミゼラブル』(1)
第10回:クリスマスの起源と意味
第11回:クリスマスを祝う音楽
第12回:『クリスマス・キャロル』 クリスマスの意味
第13回:『枢機卿』(1) カトリック教会と現代世界
第14回:『枢機卿』(2)
第15回:『ヤコブへの手紙』 カトリック司祭の生き方
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業中に指示した聖書箇所を、あらかじめ自宅で読んでいただきます。

毎回の授業後に、講義内容に関するリアクションペーパー(感想、質問等)を提出していただきます。

この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とします。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
『聖書・新共同訳・旧約聖書続編付き』日本聖書協会。『聖書』は「新共同訳」以外の翻訳でもかまいませんが、必ず「旧約聖書」と「新約聖書」が一冊になっているものを購入してください。「新約聖書」だけの版を購入してはいけません
ディケンズ『クリスマス・キャロル』新潮文庫、2011
【参考書】
栗林輝夫『シネマで読む旧約聖書』日本キリスト教団出版局、2003
栗林輝夫『シネマで読む新約聖書』日本キリスト教団出版局、2005
井上順孝(編)『映画で学ぶ現代宗教』弘文堂、2009
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
授業参加度(20%)、リアクションペーパー(30%)、学期末レポート(50%)
【評価基準】
授業参加度:リアクションペーパーの提出によって、授業参加度の確認を行います。
リアクションペーパー:講義内容についての感想、質問等を書いてください。
学期末レポート:授業内容で扱ったテーマに関して、レポートを書いていただきます。テーマと字数は、レポート課題の出題時に連絡します。
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
提出物などにコメント等を返す
備考
/Notes
授業の参考資料は、manaba course で配布します。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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