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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2026/03/18 現在

科目名/Course title 宗教学ⅡQ/Religious Studies Ⅱ(Q)
担当教員(所属)/Instructor 釘宮 明美 (全学基盤教育部門カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2026年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 4
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
キリスト教文化論Ⅱ——文学とキリスト教
<学びの体系>「芸術・文化」「聖書・神学」
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
・「キリスト教文学」の定義について、歴史的・文化的背景を踏まえたうえで、その概念の多様性を理解する。
・文学とキリスト教の相互作用について、具体的な作品を通して考察することができる。
・キリスト教と関わりのある文学作品を手がかりとして、生と死、苦悩と救済、罪と犠牲、無常と永遠など宗教的主題について問いを深める。
授業概要
/Course description
 この授業では、キリスト教が文学に与えた影響を具体的な作品を通じて学び、キリスト教と文学の相互作用を通時的・歴史的に検討します。キリスト教文学の担い手は必ずしもキリスト者に限らず、文学は人間と社会を掘り下げるほど、生と死、愛と憎しみ、苦悩と救済、罪と赦し、贖いと犠牲、無常と永遠など人間が生きる上での普遍的課題と出会い、宗教的主題と交差します。
 キリスト教は文学にどのような影響を与えたのか、また逆に文学はキリスト教的価値観・人間観をどのように継承し、批判し、変容させていったのでしょうか。「キリスト教文学」の多様な定義を踏まえたうえで、文学の歴史的展開を追いつつ、そこに隠された神への問い、人間の生と存在の意味への問いを文学作品を通して考察していきます。

授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
1.「キリスト教文学」の定義――キリスト教と文学の関係性
2.文学としての聖書――文体・比喩・構造
3.古代のキリスト教文学——聖人伝・殉教者伝
4.中世のキリスト教文学(1)——中世神秘主義思想
5.中世のキリスト教文学(2)――ダンテ『神曲』
6.宗教改革と近世の文学——讃美歌詩人、ピューリタン文学
7.近代文学とキリスト教――文学の自立と美学の誕生
8.文学が描く近代的人間像(1)——ゲーテ『ファウスト』第1部
9.文学が描く近代的人間像(2)――ゲーテ『ファウスト』第2部
10.文学に見る自由意志と罪——ドストエフスキー『罪と罰』(1)
11.文学に見る苦悩と救済――ドストエフスキー『罪と罰』(2)
12.近代日本文学におけるキリスト教(1)――夏目漱石
13.近代日本文学におけるキリスト教(2)――芥川龍之介
14.近代日本文学におけるキリスト教(3)――遠藤周作
15.吉満義彦の文学論

*なお、取り上げる作品については受講者と相談の上、変更がありうる。
準備学習・履修上の注意
/Notices
・自分の疑問を大切にしながら自由にかつ粘り強く考え、開かれた態度で学ぶことを望みます。授業内で紹介した文学作品を積極的に読むようにしてください。
・授業内容は各回ごとに関連しているのでみだりに欠席をしないこと。欠席した時間については、配布教材で内容を必ず補っておくこと。
・この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。

【授業外学習の内容】
授業時に指示された事前・事後課題をmanaba courseを用いて提出する。

教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
各テーマごとにプリントを配布する。適宜、『聖書 新共同訳(旧約聖書続編付き)』を使用する。

【参考書】
・フィリップ・セリエ『聖書入門』支倉崇晴・支倉寿子訳、講談社、2017.
・キリスト教文化事典編集委員会編『キリスト教文化事典』丸善出版、2022.
・Alister E. McGrath, Christian Literature: An Anthology, Blackwell, 2001.
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・毎回のリアクション課題と授業への参加度(55%)、学期末レポート(45%)により評価し、総合評価で60%以上を合格とする。

【評価基準】
・課題:授業内容を理解し、自分の考察と意見が的確に表現されている。
・レポート:課題設定の適切さ、理解の多視点性、洞察の焦点化された深さ、全体の考察を進める思考の統合性、取り組みの真摯さから評価する。

【課題に対するフィードバックの方法】
・授業の冒頭に前回のリアクション課題を共有し、意見・質問に対してコメントと解説を行う。
備考
/Notes
この授業は、グループワーク、反転学習、ICTを活用した双方向授業を取り入れている。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diplomapolicy/

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