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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅡQ/Religious Studies Ⅱ(Q) |
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担当教員(所属)/Instructor | 釘宮 明美 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
キリスト教文化論Ⅰ――音楽とキリスト教 <学びの体系>「文化・芸術」「聖書・神学」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、1・2年次でのキリスト教学の学びを更に発展させて、聖書を基盤としたキリスト教的人間観・世界観に習熟することを目的とします。その際に理解の手掛かりの一端として、キリスト教あるいは聖書的世界の周辺に成立した文学・音楽・絵画などの芸術作品の中から特に音楽とその歌詞を取り上げ、人間に働きかける聖書の生きた言葉の力を少しでも知ることを目指します。 |
授業概要 /Course description |
1・2年次のキリスト教学での学びを補いながら、旧約・新約聖書のよく知られた箇所を歌詞に用いたキリスト教音楽を中心に取り上げます。後世の詩人や音楽家が聖書を題材として、キリスト教信仰やキリスト教的世界観にどのような触発を受け、いかに作品に表現しようとしたかを解釈の地平に留意しつつ考察します。合わせて聖書の舞台となった歴史を学び、旧約聖書と新約聖書を有機的に連関させて読むことで聖書がもつ重層的世界の奥行を味わいましょう。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1.ガイダンス――キリスト教と音楽へのいざない 2.旧約聖書に見るキリスト教音楽の起源 3.グレゴリオ聖歌の世界 4.DVD「旧約聖書の世界」 5.旧約聖書の基礎事項 6.メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」 7.詩編と祈り――H.シュッツ「ダビデ詩編」 8.ヘンデルのオラトリオ「メサイヤ」 9.ルターの宗教改革とコラール 10.聖書の音楽家J.S.バッハ 11.音楽による聖書解釈(1)――J.S.バッハのカンタータ(歌詞) 12.音楽による聖書解釈(2)――J.S.バッハの「マタイ受難曲」 13.聖母マリアの音楽(1)――モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」 14.聖母マリアの音楽(2)――さまざまな「アヴェ・マリア」 15.皆さんからのリクエスト曲 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・自分の疑問を大切にしながら自由にかつ粘り強く考え、開かれた態度で学ぶことを望みます。 ・授業内容は各回ごとに連関しているので、みだりに欠席をしないこと。欠席した時間については、配布教材で内容を補っておくこと。 ・この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。 【授業外学修の内容】 授業時に指示された事前・事後課題にとりくむこと。特に復習では、扱ったキリスト教音楽を視聴し、歌詞となった聖書箇所を読み直すこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 各回テーマごとにプリントを配布する。他に『聖書 新共同訳(旧約聖書続編付き)』を適宜、使用する。 【参考書】 ・金澤正剛『キリスト教音楽の歴史――初代教会からJ.S.バッハまで』日本基督教団出版局,2005. ・フィリップ・セリエ『聖書入門』支倉崇晴・支倉寿子訳、講談社、2017. ・『キリスト教文化事典』キリスト教文化事典編集委員会編、丸善出版、2022. |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・授業への参加度とリアクション課題の状況(60%)、学期末レポート課題(40%)によって評価し、総合評価で60%以上を合格とする。 【評価基準】 ・授業への参加度:受講時のマナーを守り、授業に積極的に参加している。 ・課題:授業内容を理解し、自分の考察と意見が的確に表現されている。 ・レポート:課題設定の適切さ、理解の多視点性、洞察の焦点化された深さ、全体の考察を進める思考の統合性、資料利用の適切さ、取り組みの真摯さから評価する。 【課題に対するフィードバックの方法】 ・授業の冒頭に前回のリアクション課題を共有し、意見・質問に対してコメントと解説を行う。 |
備考 /Notes |
毎回のリアクション課題では、ある程度の長さのキリスト教音楽の視聴が課されるので、課題をこなす十分な時間があるかを考えて受講すること。 この授業は、反転学習、オープンな教育リソースを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html