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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅡW/Religious Studies Ⅱ(W) |
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担当教員(所属)/Instructor | 釘宮 明美 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
病の哲学と死生学 <学びの体系>「いのちの倫理・霊性」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
・さまざまな時代や文化の死生観、当事者や他者の死生観を知り、自らの死生観を育む手がかりを得る。 ・病や障碍や死を通して人間の生の意味を探求し、各人に固有の生命の尊厳について考えを深める。 ・現代社会における病や障碍や死生をめぐる諸課題について知見や見識を広め、宗教の果たす役割を理解する。 |
授業概要 /Course description |
宗教は時代を超えて人間の生老病死に関わってきました。この授業では死の手前にある病や障碍からはじめ、誰もが避けられない死という事態に対して、当事者あるいは関わりをもった人々の事例とそこから得られた死生学的考察・死生観を学んでいきます。死生をめぐる思想や哲学、同時代の言説や文学作品にも目を配り、現代を生きる私たち自身の問題として捉え、宗教が死生学の諸課題に対してどのような意義をもちうるかを合わせて考察します。テーマに応じてゲスト講義も予定しています。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1.いのちを見つめて――生老病死と宗教 2.死生観・死生学とは何か 3.病・障碍と共に生きる 4.DVD「いのち再び」視聴 5.癒しとは何か――柳沢桂子『癒されて生きる』 6.イエスの治癒奇跡が意味すること 7.見捨てられるいのちを考える――安楽死・尊厳死をめぐる言説 8.この子らを世の光に――糸賀一雄の思想 9.死をめぐる哲学・思想 10.日本人の死生観 11.さまざまな文化・時代の死生観 12.スピリチュアルペイン 13.スピリチュアルケア 14.喪失と喪の作業 15.人生の終りの姿から学ぶこと |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・自分の疑問を大切にしながら自由にかつ粘り強く考え、開かれた態度で学ぶことを望みます。授業内で紹介した参考文献を積極的に読むようにしてください。 ・授業内容は各回ごとに関連しているのでみだりに欠席をしないこと。欠席した時間については、配布教材で内容を必ず補っておくこと。 ・この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。 【授業外学習の内容】 授業時に指示された事前・事後課題をmanaba courseを用いて提出する。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 ・大野高志『かたわらに、今、たたずんで――チャプレンが出会った人々の言葉』オリエンス宗教研究所、2023年. 【参考書】 ・島薗進・竹内整一編『死生学[1]死生学とは何か』東京大学出版会、2008年. ・清水哲郎・島薗進『ケア従事者のための死生学』ヌーヴェルヒロカワ、2010年. ・高谷清『重い障害を生きるということ』岩波書店、2011年. |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・毎回のリアクション課題と授業への参加度(45%)、学期末レポート(55%)により評価し、総合評価で60%以上を合格とする。 ・リアクション課題に書かれた質問・意見等については、次回授業内で教員の回答・コメントと共に紹介し共有する。 【評価基準】 ・課題:授業内容を理解し、自分なりの考察が的確に表現されている。 ・レポート:課題設定の適切さ、理解の多視点性、論旨の展開と表現の的確さ、洞察の焦点化された深さ、取り組みの真摯さから評価する。 【課題に対するフィードバックの方法】 ・授業の冒頭に前回のリアクション課題を共有し、意見・質問に対してコメントと解説を行う。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html