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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅡY/Religious Studies Ⅱ(Y) |
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担当教員(所属)/Instructor | 村上 寛 (全学基盤教育部門カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
中世におけるキリスト教と女性 <学びの体系>「聖書・神学」「哲学・思想・歴史」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
古代・中世キリスト教世界における女性とその霊性について学ぶことで、キリスト教の歴史において女性が果たしてきた役割、意義、位置付けについて、その歴史的背景や状況を踏まえた上で理解することをねらいとする。 |
授業概要 /Course description |
本授業では西洋中世における女性を一つの軸として、社会制度や世俗文化との関係、異端運動も含めた宗教運動、またいわゆる「女性神秘家」と呼ばれる女性たちの言葉を通じて、彼女たちがキリスト教霊性に果たしてきた役割とその意義について学んで行く。現在のヨーロッパ文明を構成する主要な要素の一つがキリスト教であり、そのキリスト教の基層である古代・中世の女性たちが及ぼしたインパクトを知ることは、キリスト教における“女性”を巡る広汎な視座を得ることに繋がるだろう。 各回に提出するまとめ・感想シートと、期末に課すレポートで成績評価を行う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス、ヨーロッパ中世 第2回:結婚制度(1)世俗の結婚 第3回:結婚制度(2)キリスト教と結婚 第4回:エロイーズ(1)大学と教育 第5回:エロイーズ(2)往復書簡 第6回:異端(1)古代の異端と中世の異端 第7回:異端(2)カタリ派 第8回:ベギン(1)13世紀まで 第9回:ベギン(2)14世紀まで 第10回:雅歌の伝統 第11回:神秘主義 第12回:女性神秘家(1)概論 第13回:女性神秘家(2)婚姻神秘主義 第14回:女性神秘家(3)人間理解 第15回:まとめと振り返り |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
西洋中世の世界史について事前に学習・復習しておくことが望ましい。 本授業の予習・復習にはおおむね1時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 授業内で提示する参考文献を読むこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 指定しない。テキストは必要に応じて配付する。 【参考書】 授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 まとめ・感想シートによる授業参加度(30%)、期末レポート(70%) 以上を総合的に評価し、60%以上で合格とする。 【評価基準】 まとめ・感想シート:授業内容を適切に理解しているか。 期末レポート:問いが適切に設定され、問いに対する結論が適切に示せているかどうか。参考文献を適切に選び、利用出来ているかどうか。論理構成が妥当であるかどうか。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 各回のまとめ・感想シートで質問も受け付け、次回授業冒頭でフィードバックを行う。 |
備考 /Notes |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html