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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅢB/Religious Studies Ⅲ(B)
担当教員(所属)/Instructor 海老原 晴香 (カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 水/WED 3
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
「祈りと女性演習」ニュッサのグレゴリオス『聖マクリナの生涯』英語文献講読:<学びの体系>聖書・神学、哲学・思想・歴史、芸術・文化
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
・テキスト講読を通じてキリスト教の霊性思想を知り、価値を見出す
・「祈る」という行為への理解を深める
・文献を外国語で読解し、著者の思想にふれる方法を身に着ける
・テーマに対する自分の見解を表現、説明できる
・他者の見解への傾聴を通じて思索を深める
授業概要
/Course description
この演習では、4世紀古代ギリシア世界で活躍し、その後のキリスト教思想に多大な貢献を及ぼしたとされるキリスト教教父ニュッサのグレゴリオスが、亡き姉マクリナと家族についてつづった『聖マクリナの生涯』を英語で講読します。女性自身による執筆が稀であった時代において、霊的な生き方を貫いた女性の姿が語られている本書の記述内容は貴重です。「霊的に生きる」とはどういうことか、人間と神との関係や、人間の使命、祈ることの意味について、家族の物語を通じて描き出すテキストにじっくりと向き合います。
受講者は指示された箇所を各自あらかじめ試訳して参加することが求められます。テキストについては訳出をより多く進めることよりも、内容を味わい深めることに重きを置きます。必要なキリスト教的知識は、随時教員から解説します。受講者の状況により、講読箇所や進度は調整されます。テーマに関する意見交換を実施することがあります。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
(※以下は予定であり、受講者の状況や進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。)
第1回:進め方と導入
第2回:解釈いろいろ
第3回:ギリシア教父ニュッサのグレゴリオスについて
第4回:Flesh? Lord? Antioch?
第5回:女性のnature
第6回:The virgin? Votive offering of the fruits?
第7回:Philosophy……「 哲学 」?
第8回:A renowned Macrina
第9回:The pure and incorrupt way of life
第10回:Thecla: the secret name
第11回:修道生活と教会聖堂
第12回:Macrina’s education
第13回:Macrina’s education 2
第14回:Alive to God through the hope of resurrection
第15回:ふりかえりとまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
指示があった講読箇所を各自あらかじめ試訳して、所定のワークとして提出すること。
資料(動画・音声資料を含む)や連絡事項等の案内、またワークのやり取りに関しては、CAMPUSSQUAREの授業掲示板やmanaba courseの各種ICT教育支援ツール機能を通じて実施することがあるので、開講時限も含め定期的に確認すること。確認しなかったことによる不利益は受講者の責任となる。
各回に授業内や各種ICT教育支援ツール掲示において指示される全アクティビティへの参加と、ワークの取り組み状況が、成績評価の対象となる。6回以上の欠席は単位取得不可とする。受講者の自己都合に応じて追加課題を個別に設定する等の対応は、行わない。
この授業における予習復習時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。

【授業外学習の内容】
授業内や各種ICT教育支援ツール掲示において指示したワークを行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書/Text books】
下記【参考書】トップに記載の文献を使用(※受講者に資料配布)。

【参考書/Reference books】
Anna M. Silvas, Macrina the Younger, Philosopher of God, Medieval women: texts and contexts; v. 22, Brepols Publishers n.v., Turnhout, Belgium, 2008, pp. 109-148, ISBN 9782503523903
旧約新約聖書(『聖書 新共同訳 旧約聖書続編つき』.日本聖書協会,2015 等)
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
各回のテキスト読解・予習準備・ワーク提出(60%)、各回指示されるアクティビティ・ディスカッション等への参加の積極性・協働性(40%)により評価する。

【評価基準】
・各回のテキスト読解・予習準備・ワーク提出/アクティビティ・ディスカッション等への参加の積極性・協働性:指定箇所の英文に和訳を付すことができる/指定箇所の予習(翻訳)を提出したうえで授業に参加し、指示されたアクティビティ・ディスカッション等を実施することができる/扱われたテーマに関する問題に対し、授業の際や個人ワークにおいて、他受講者の意見をふまえて自分の見解を述べることができる

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
受講者からワーク等を通じて出された質問や意見は、授業当日あるいは次の回で必要に応じて紹介・共有し、教員からコメントする。その際、必要に応じて各種ICT教育支援ツール機能を利用することがある。ワークは事前にルーブリックの確認を行う。
備考
/Notes
・この授業では、CAMPUSSQUAREの授業掲示板やmanaba courseの各種ICT教育支援ツール機能を活用した双方向型授業形式を取り入れている。
・この授業では、プレゼンテーション、ディスカッションを取り入れている。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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