科目名／Course title	宗教学ⅢＨ／Religious Studies Ⅲ(H)
担当教員（所属）／Instructor	土居　由美 (全学基盤教育部門カトリック教育センター)
授業科目区分／Category	宗教学科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	木/THU　4
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade	4年
単位数／Credits	1

副題 ／SubTitle	キリスト教を軸としながら、諸宗教の基本的死生観を学び、生命について考える。 ＜学びの体系＞　「いのちの倫理・霊性」
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	キリスト教を軸としながら、様々な宗教思想及び文化の中から、宗教伝統における基本的な死生観について、多角的な視点から理解を深めること。 その理解と認識に基づいて、自他の存在と人生の意義、真なるものへの志向性を育むことが出来る力を身につけること。
授業概要 ／Course description	本講義では、キリスト教を軸としながら、諸宗教の基本的死生観について、聖典や教義をはじめとするテキストに基づいて、学びます。 始めに世界の諸宗教の歴史と分布状況について確認し、宗教とは何かという問いを立て、その問いに根本的に関わるものとしての「死生観」について一考します。 その上で、キリスト教の死生観をはじめとして、古代諸宗教、キリスト教以外の一神教、インドの宗教、仏教、日本の宗教伝統、アニミズム、現代日本におけるそれぞれの「死生観」について概要を学び、理解を深めていきます。 最後にそれらを総括しながら、生命について、自他の存在と人生の意義、真なるものへの志向性という観点を大切にしながら考察を深めます。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：導入〔諸宗教とその世界分布・歴史の概要〕 第2回：宗教とは何か・諸宗教における「死生観」について 第3回：古代諸宗教の死生観 第4回：創世記から考える死生観① 第5回：創世記から考える死生観② 第6回：創世記から考える死生観③ 第7回：創世記から考える死生観④ 第8回：ユダヤ教の死生観 第9回：キリスト教の死生観 第10回：インドの宗教伝統における死生観 第11回：仏教における死生観 第12回：日本の宗教伝統における死生観 第13回：アニミズムの死生観 第14回：現代日本の様々な死生観 第15回：総括
準備学習・履修上の注意 ／Notices	予習：講義前に予定された講義内容を読み、関心・疑問点などを自身の中で確認してから授業に臨んでください。予め読んでおくように指示されたテキスト等がある場合には、必ずそれを読んでから参加して下さい。 復習：この講義では復習を大切にします。講義で学んだ内容を自身の頭の中で咀嚼し、講義を通してどのようなことを考えたか、更なる関心や疑問は生じたかなどを、その都度確認することを心掛けて下さい。 講義の予復習のために要する時間の目安は凡そ1時間です。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 ありません。講義資料を配布します。 【参考書】 講義内で適宜紹介します。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 平常点と期末レポートにより、総合的に評価します。 平常点：50％（講義全体の三分の二以上の出席を前提とし、出席した講義の課題（リアクションペーパーに相当）提出をもって、平常点を評価します） 期末レポート：50％ ＊課題は期限内に提出して下さい。期限を超えたものは遅刻扱いとし、減点対象となりますので、課題提出期限に留意して下さい。 【評価基準】 レポート・課題：授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 翌週の講義において全体に対してフィードバッグすることを基本とします。
備考 ／Notes	講義資料と課題・期末レポート提出については、Manaba courseで行います。 その他の連絡事項を掲示をする場合もありますので、適宜Campussquareも確認するようにして下さい。 公欠以外の欠席については、特に届け出の必要はありません。 欠席した場合にも、講義資料はmanaba courseから取得できますので、状況が許す限り、講義資料を確認して、それ以降の授業に備えるようにしてください。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html