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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅢW/Religious Studies Ⅲ(W) |
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担当教員(所属)/Instructor | 釘宮 明美 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
キリスト教諸思想の展開 <学びの体系> 「哲学・思想・歴史」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業ではキリスト教の歴史をたどりながら、キリスト教と関係の深い哲学者・思想家の思索を取り上げ、信仰と理性の関係、超越と人間との関わりを重点的に学びます。各自が人間理解および存在理解を深め、私という存在の意義を超越との関係性において考える手がかりを得ることを第一の目的とします。同時に、ミッション系大学に学ぶ学生として、キリスト教を軸に据えて思想史・精神史の基本的知識を習得することを第二の目的とします。 |
授業概要 /Course description |
キリスト教は2000年を超える歴史の中で、哲学や思想、文化や芸術、医学や科学など諸学問に多大の影響を及ぼしてきました。その影響関係は時に緊張を孕んだものでしたが、いずれの分野においても相互に人間理解・存在理解を深化させたと言えます。この授業ではキリスト教の歴史と時代状況に目を配りながら、宗教的問いと対峙した哲学者・思想家について、具体的作品に基づいて宗教哲学の観点から学んでいきます。いずれも、私・世界・存在の意味への問いに対する考察が中心となります。哲学や思想に興味・関心のある人に向きます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1.科学と宗教 2.パスカル(1)――パスカルの生涯と回心 3.パスカル(2)――『パンセ』という書物 4.パスカル(3)――『パンセ』を読む 5.デカルト(1)――われ思う、ゆえにわれ在り 6.デカルト(2)――理性による神の存在証明 7.カント(1)――私は何を知りうるか 8.カント(2)――啓蒙主義の時代における信仰と理性 9.世紀末の思想(1)――ニーチェ 10.世紀末の思想(2)――ドストエフスキー 11.対話的原理の思想(1)――我とそれ、我と汝 12.対話的原理の思想(2)――他者としての神 13.危機の時代の神学――バルト、モルトマン、ドロテー・ゼレ 14.危機の時代の哲学と宗教――シュタイン、ヴェイユ、フランクル 15.まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・自分の疑問を大切にしながら自由にかつ粘り強く考え、開かれた態度で学ぶことを望みます。授業内で紹介する本を積極的に読むようにしてください。 ・授業内容は各回ごとに関連しているので、みだりに欠席をしないこと。欠席した時間については、プリント等で内容を必ず把握しておくこと。 ・この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする。 【授業外学修の内容】 授業時に指示される事前・事後課題に取り組み、manaba courseを用いて提出する。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 各回テーマごとにプリントを配布する。他に新共同訳『旧約・新約聖書』を必要に応じて使用する。 【参考書】 『人と思想』シリーズ(清水書院)、『人類の知的遺産』シリーズ(講談社)、『哲学の歴史』シリーズ(中央公論社) 他は随時、授業にて紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・リアクション課題と授業への参加度(60%)、学期末レポート(40%)により評価し、総合評価で60%以上を合格とする。 【評価基準】 ・授業への参加度:受講時のマナーを守り、授業に積極的に参加している。 ・課題:授業内容を理解し、自分なりの考察が的確に表現されている。 ・レポート:問題設定の適切さ、理解の多視点性、洞察の焦点化された深さ、全体の考察を進める思考の統合性、資料引用の適切さ、取り組みの真摯さから評価する。 【課題に対するフィードバックの方法】 リアクション課題に書かれた意見・質問等については、次回授業で解説しながら共有する。 |
備考 /Notes |
この授業は、反転授業、オープンな教育リソース、グループワークを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html