![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅣK/Religious Studies Ⅳ(K) |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 久保 文彦 (全学基盤教育部門カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
キリスト教と映画 <学びの体系> 「芸術・文化」 |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
19世紀末に「映画」が誕生してから、今日まで多くの優れた作品が制作されてきました。映画は物語の映像芸術であるため、物語文学としての『聖書』を読み継いできたキリスト教会は、映画を宣教の手段として活用してきました。また、欧米の映画作品の中には、『聖書』やキリスト教とは関係がないように見えながら、聖書的・キリスト教的なメッセージを含んだものが多く見られます。 この授業では、映画作品を分析し、作品の映像表現やストーリー展開と、聖書的・キリスト教的なメッセージとの結びつきについて学びます。現代は、映画のみならず、テレビドラマ、インターネットの動画配信など、大量の映像作品が流通している時代です。良い作品が与える感動は、人を生かす力になりえます。ところが、悪い作品は人を洗脳し、社会全体を誤った方向に導く手段になりえます。授業では、映画の見方とともに、私たちと映像作品との望ましい関わりについても考えます。 |
授業概要 /Course description |
授業では、映画の歴史を学ぶとともに、聖書的・キリスト教的なメッセージを含んだ作品の分析を行います。作品分析には、聖書・キリスト教の歴史についての一定の知識が欠かせません。作品内容に関わる聖書箇所、キリスト教の歴史を解説した上で、映像作品に含まれたメッセージを分析します。 後期の授業は、クリスマスの時期と重なります。クリスマス前の講義では、クリスマスに関する聖書テキストを読み、その意味を考えます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:コースの説明、文献の紹介 第2回:映画の歴史とキリスト教 第3回:『ジュラシックパーク』 「神」を演じることが人間には許されるのか 第4回:『天空の城ラピュタ』 「神」になろうとする人間の傲慢 第5回:『マトリックス』 人間は奴隷として生きてはいけない 第6回:『十戒』 自由人になるための闘い 第7回:『E.T』 難民としてのユダヤ人 第8回:『レ・ミゼラブル』(1)イエス・キリストの生き方に倣う 第9回:『レ・ミゼラブル』(1) 第10回:クリスマスの起源と意味 第11回:クリスマスを祝う音楽 第12回:『クリスマス・キャロル』 クリスマスの意味 第13回:『枢機卿』(1) カトリック教会と現代世界 第14回:『枢機卿』(2) 第15回:『ヤコブへの手紙』 カトリック司祭の生き方 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業中に指示した聖書箇所を、あらかじめ自宅で読んでいただきます。 毎回の授業後に、講義内容に関するリアクションペーパー(感想、質問等)を提出していただきます。 この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とします。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 『聖書・新共同訳・旧約聖書続編付き』日本聖書協会。『聖書』は「新共同訳」以外の翻訳でもかまいませんが、必ず「旧約聖書」と「新約聖書」が一冊になっているものを購入してください。「新約聖書」だけの版を購入してはいけません ディケンズ『クリスマス・キャロル』新潮文庫、2011 【参考書】 栗林輝夫『シネマで読む旧約聖書』日本キリスト教団出版局、2003 栗林輝夫『シネマで読む新約聖書』日本キリスト教団出版局、2005 井上順孝(編)『映画で学ぶ現代宗教』弘文堂、2009 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加度(20%)、リアクションペーパー(30%)、学期末レポート(50%) 【評価基準】 授業参加度:リアクションペーパーの提出によって、授業参加度の確認を行います。 リアクションペーパー:講義内容についての感想、質問等を書いてください。 学期末レポート:授業内容で扱ったテーマに関して、レポートを書いていただきます。テーマと字数は、レポート課題の出題時に連絡します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 提出物などにコメント等を返す |
備考 /Notes |
授業の参考資料は、manaba course で配布します。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html