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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅣN/Religious Studies Ⅳ(N)
担当教員(所属)/Instructor カブンディ M. オノレ (全学基盤教育部門カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 2
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
キリスト教の価値観 II:他宗教に対するキリスト教の態度/宗教間対話
<学びの体系>「諸宗教・その他」
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
他の諸宗教に対する現代のキリスト教の態度や価値観をもとに考察して、学生一人ひとりが自らの価値観や他者に対する態度の考察にしてもらいたい。
授業概要
/Course description
宗教や宗教原理主義の問題を取り上げる。世界には多くの宗教が存在するという宗教多元性の現実を受講者に認識させる。社会における宗教の役割と多様な宗教現象の現実の認識を高めると同時に、本授業では、他の諸宗教に対するキリスト教の寛容と不寛容の態度について学ぶ。諸宗教が併存するために宗教間対話の実践について学べる。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:イントロダクション・宗教とは何か
第2回:なぜ宗教があるのか。宗教の起源
第3回:キリスト教の態度(I):ユダヤ教の影響
第4回:キリスト教の態度(II):キリストの寛容
第5回:キリスト教の態度(III):使徒時代の寛容と不寛容
第6回:キリスト教とイスラム教とユダヤ教の共通点
第7回:アフリカの諸宗教
第8回:キリスト教と日本における宗教観・仏教と神道
第9回:神の名による暴力(いくつかの例を取りあげる)
第10回:宗教間対話・目的と前提
第11回:宗教間対話の実践・日本の実例
第12回:社会における宗教の役割
第13回:キリスト教と文化受容
第14回:キリスト教一致
第15回:まとめ
**授業内容と順序は事情によって変更される場合がある。
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業外学修の内容
この授業における予習・復習の平均時間数は週に1時間程度を目安とする。授業で配布された資料や聖書の箇所を読んでキリスト教の価値観を振り返り、自らの考察・疑問点等をまとめること。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
カブンディ・オノレ『境界を超える神の救いの計画――宗教間対話の新たな地平へ――』(オリエンス宗教研究所、2024年)
【参考書】
他の参考書は授業中に適宣紹介する。そのほかのテキストや資料は授業で配布する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
リアクションペーパー(コメント)の提出40%。 学期末のレポート 60%
毎回の出席および積極的な授業参加を前提とし、総合評価を基本とする。
なお、学期末のレポートでは、『境界を超える神の救いの計画――宗教間対話の新たな地平へ――』から興味ある章を選び、一つのテーマを1000~1500字で自分の見解をまとめてレポートを書くこと。

【評価基準】
レポート:章のタイトル、序論(選んだテーマに関する論点や問題点を示す)、本論(授業を通して理解したことをよく反映する)、結論(持論を展開する)の構成に従ってレポートを作成している。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
毎回、前回のリアクションペーパーへのコメントを行なう。質問には応答する。授業中に実践的な対話を行う。
学期末のレポートを教員のコメントと共に学生に返す予定。
備考
/Notes
この授業はオリエンス宗教研究所で所長として宗教間対話の実践をしている宣教師司祭として実務経験のある教員による授業であり、その経験を活かした実践的な授業を行います。
幼稚園・中学校での宗教教育分野の任務中でもある経験を通して実践的授業を行うものでもあります。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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