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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅣO/Religious Studies Ⅳ(O) |
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担当教員(所属)/Instructor | 石井 雅之 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 5 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
キリスト教の人間像2 <学びの体系>聖書・神学 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
「キリスト教の人間像2」では特に、キリスト教学Ⅰ・Ⅱでの学びを前提として建学の精神に関する理解を発展させ、地上を旅する神の民の一員として在り方にかかわる理解と考察を深めることをめざします。達成目標として次のことを念頭に置いて学んでください。 【達成目標】 ①神と人間の関係について考察を深めようとする際の導きを聖書の中及び聖人の記録等にもっている。 ②苦難の意味に関する重要な論点を挙げて説明できる。 ③苦難の意味の問題に関する考察を通して神と人間の関係について現時点での自分の見解を理由を付して述べることができる。 |
授業概要 /Course description |
ヨブ記、ヨナ書、聖人たちの生の記録などを通じて、神と人間の関係について各自の立場から毎回考察を深めていき、最終回で、今後の人生及び苦難に対する態度に反映させうる考察結果をレポートとしてまとめます。 各授業時間内は、まず、教員が前回の「受講レポート」*から一部を紹介し、皆で疑問や意見を共有するとともに、授業内容を振り返ります。そのうえで、当日扱う聖書の箇所を少しずつ朗読しては、教員が解説講義を加えていきます(随時、質疑応答)。その間、各受講者は気が付いたこと等を適宜書きとめておき、講義後にその回のまとめとして「受講レポート」を執筆します。 *「受講レポート」について ・第1回~第14回に提出していただきます。 ・原則として、manaba courseのレポート機能を用いての提出となります。 ・毎回、指定の期限までに提出することが求められます。 ・本科目の「受講レポート」は、①その回に読んだ箇所の内容ないしは講義内容の要点一つ以上と、②それに関して受講者自身が考えたこと、感じたこと、または調べたことを200~400字程度でラフに書きとめることを基本とします。ただし、課題が提示された場合はそれに答えてください。 ・第1回~第14回授業分について各回3点満点で記述内容に評点をつけます。(「評価基準」を参照) |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:受講案内/苦難の意味の問題をめぐって 第2回:ヨブ記を読む(1)―ヨブ記について 第3回:ヨブ記を読む(2)―プロローグ 第4回:ヨブ記を読む(3)―ヨブと三人の友の第一のやりとり 第5回:ヨブ記を読む(4)―ヨブと三人の友の第二のやりとり 第6回:ヨブ記を読む(5)―ヨブと三人の友の第三のやりとり 第7回:ヨブ記を読む(6)―エリフの発言 第8回:ヨブ記を読む(7)―神からの語りかけとエピローグ 第9回:ヨナ書を読む(1)―ヨナの逃亡から救助まで 第10回:ヨナ書を読む(2)―都市ニネベの人々の悔い改め 第11回:聖書の中の聖母マリア 第12回:聖パウロの宣教の旅 第13回:聖フランシスコ・ザビエルの宣教の旅 第14回:幼いイエスの聖テレジアの「小さな道」 第15回:後期のまとめ(学期末まとめレポート執筆) (以上の計画は適宜調整する場合があります。) |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【予習】聖書の講読予定箇所を読んで、思いをめぐらせたり、不明な事柄を調べたりしておくこと。日本聖書協会ウェブサイトの「聖書本文検索」も活用するとよい(https://www. bible.or.jp/read/vers_search.html)。 【復習】授業を振り返り、「受講レポート」を執筆してください。 ※この授業のための予習・復習の合計時間数の平均は週1時間程度を目安とします。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】聖書(新共同訳)。印刷教材(プリント)も配付します。 【参考書】参考書その他の資料は授業内で折ごとに紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】学期末まとめレポートの評点と、第1回~第14回授業受講時毎回提出の「受講レポート」の評点を合計して評価します。学期末まとめレポートの評点58%、受講レポートの評点42%とし、評点合計60%以上を合格とします。 ※なお、学則第31条により、出席した時間数が出席すべき時間数の3分の2に満たない者は、成績評価の対象とはならず、その科目修了の認定を受けることもできません。 【評価基準】レポートの評価にあたっては、次の点を重視します。 ・授業内容を正確に理解しているか ・適切な根拠にもとづいて立論しているか ・論の組み立て・論旨が明確であるか ・主体的に考察を加え、なんらかの独自性を打ち出しているか 【課題に対するフィードバックの方法】 第2回以降の授業の中で、前の回の「受講レポート」の一部を選んでコメントします。 |
備考 /Notes |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html