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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅣP/Religious Studies Ⅳ(P) |
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担当教員(所属)/Instructor | 森 裕子 (全学基盤教育部門カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
人間存在の根幹に響く音楽 <学びの体系>「芸術・文化」 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、音楽が人間存在の根幹に響き、人を全人間的に解放し、回復する力を持つことを体験的に味わうことによって、人間を超える存在との関わり、すなわち宗教において、音楽の果たす役割が大きいことを理解し、またその体験をことば化することを目的とします。 |
授業概要 /Course description |
この授業では、人間と音楽の関わりについて、一般論から入って考察し、続いて、宗教、とりわけキリスト教と音楽の関わりを、具体的な音楽体験をすることによって考察します。キリスト教と音楽の関わりについて、まずはその礼拝において音楽が果たしている役割に注目しますが、そこから、礼拝に参加して音楽を歌ったり聴いたりしている人の内面に起こる音楽体験と宗教体験について考察します。音楽はこうして、人間としての存在の根幹に響き、そこから人間に作用するものでありますが、そのような音楽の意味を、この授業では宗教を離れたオペラ作品の鑑賞を通して、分断を超える架け橋となる音楽実践例を知ることによって、霊性(スピリチュアリティ)の観点からも考えます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:導入 私と音楽 音楽経験の振り返り 第2回:古代における人と音楽、宗教と音楽 第3回:カトリック教会の礼拝であるミサ 第4回:キリスト教における音楽の位置付け①古代 第5回:キリスト教礼拝音楽と宗教体験① グレゴリオ聖歌とポリフォニーを例に 第6回:キリスト教における音楽の位置付け②近代から現代 第7回:キリスト教礼拝音楽と宗教体験②アヴェ・ヴェルム・コルプスを例に 第8回:キリスト教礼拝音楽と宗教体験③レクイエム(死者のための祈り) 第9回:宗教礼拝の枠から出た芸術音楽の宗教体験①モーツアルト作曲《ドン・ジョバンニ》を聴くにあたっての前提 第10回:宗教礼拝の枠から出た芸術音楽の宗教体験②モーツアルト作曲《ドン・ジョバンニ》第一幕を聴く 第11回:宗教礼拝の枠から出た芸術音楽の宗教体験③モーツアルト作曲《ドン・ジョバンニ》第二幕を聴く 第12回:霊性(スピリチュアリティ)と音楽①弱さを受けとめる音楽 第13回:霊性(スピリチュアリティ)と音楽②分断の痛みを超えて人と人とをつなぐ音楽実践例 第14回:霊性(スピリチュアリティ)と音楽③音楽が人間性の回復に寄与することに関するキリスト教的考察 第15回:試験(授業内レポート)とまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
履修者は、毎回の授業内容の復習に基づいて考察することによってリアクションペーパーを書くことと、最終回の授業内に、そのリアクションペーパーの積み重ねた上で、指定された問いについて2000字以上のレポートを書くことが求められます。 各授業のための予習復習には60分程度を必要とし、授業において指示した課題を行う。レポートの準備のために5時間程度をかけることが望まれます。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 プリントを用意 【参考書】 その都度紹介する |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加度(リアクションペーパーを含む)50%、授業内レポート50% 【評価基準】 授業参加度:発言、歌唱実践への取り組み リアクションペーパー:自分の考えを自分のことばで述べる 授業内レポート:問いに対する自分なりの答えを、文章構成も考慮しつつ、自分のことばで述べる。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 リアクションペーパーについては、次の回の授業冒頭で、フィードバックを口頭で述べる。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html