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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅣR/Religious Studies Ⅳ(R) |
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担当教員(所属)/Instructor | 中西 恭子 (全学基盤教育部門カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
〈学びの体系〉 [哲学・思想・歴史][芸術・文化] キリスト教の思想と文化の歴史:中世後期から現代まで |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、中世後期から現代に至るキリスト教の歴史と文化のなかの信仰世界の要点を概観する。その上で、基礎的なキリスト教史・キリスト教思想史の知識を習得するとともに、それぞれの時代に展開されてきた信仰世界の特徴を理解する。 |
授業概要 /Course description |
この授業では、中世後期から現代に至るキリスト教思想史・文化史の要点を学ぶ。 文藝復興期以後のキリスト教にとって、初期キリスト教や中世盛期のキリスト教のもたらした「初心」の境地への回帰と、さまざまな人間観や学知との建設的な出会いは大きな課題となった。キリスト教がさまざまな宗教伝統と遭遇しながら地球規模の世界宗教へと変容をとげる過程を時代背景とあわせて紹介し、時事解説を必要に応じて行う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス 第2回:中世後期のキリスト教と文藝復興期の諸学芸 第3回:宗教改革・カトリック改革(1)宗教改革者の思想 第4回:宗教改革・カトリック改革(2)カトリック改革の思想 第5回:宗教改革・カトリック改革(3)キリスト教と世界宣教の思考 第6回:宗教改革・カトリック改革(4)キリシタン文化と日本 第7回:初期近代(1)科学革命と啓蒙思想:宇宙観と自然観の変容 第8回:初期近代(2)魔女・異端審問・新たな信仰 第9回:初期近代(3)産業革命とキリスト教 第10回:近代(1)植民地主義とロマン主義とキリスト教 第11回:近代(2)人権・福祉とキリスト教 第12回:近代(3)日本におけるキリスト教の再上陸 第13回:現代(1)現代社会とキリスト教:「世俗化」以後の状況 第14回:現代(2)現代社会とキリスト教:ジェンダーと生命・環境 第15回:まとめと質疑応答 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
この授業における予習・復習の平均時間数は、週に1時間程度を目安とする。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】指定なし。manabacourseに配付資料を掲出する。 【参考書】 視聴覚資料・展示の情報もあわせて、適宜講義内で紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 リアクションペーパー 20% 最終レポート 80% 以上を総合的に評価し、得点の60%以上で合格とする。 【評価基準】 最終レポート:講義中で紹介した知識・事例をふまえて、課題に対して適切な題材と問いと書式を設定し、多角的な考察を行えているかを評価の基準とする。 リアクションペーパー:manaba courseの「レポート」コーナーに毎回掲出する。各回の授業を聴講して積極的に問いや思考を展開できているかを重視する。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 レポートおよび各回の課題について講評を行う。 |
備考 /Notes |
この授業は、文芸評論家としての実務経験をもつ教員による講義であり、古典と歴史を着想源とする作品の分析と批評の経験を史実とあわせて紹介することで、多角的に宗教現象と宗教史を見る眼を培う講義である。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html