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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅣS/Religious Studies Ⅳ(S)
担当教員(所属)/Instructor 石井 雅之 (カトリック教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 4
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
人間理解の諸問題とキリスト教2
<学びの体系>哲学・思想・歴史
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
「人間理解の諸問題とキリスト教2」では、キリスト教学Ⅰ・Ⅱでの学びを前提として建学の精神及び教育目標に関する理解を発展させ、知性と感性の調和及び他者とのかかわりという面から自己の人格形成の在り方について理解と考察を深めることをめざします。達成目標として次のことを念頭に置いて学んでください。

【達成目標】
①人間相互の関係性理解にかかわる重要論点を挙げて説明できる。
②人間相互の関係性理解にかかわる重要論点についてカトリックの見解を正確に説明できる。
③人間相互の関係性理解にかかわる重要論点について現時点での自分の見解を理由を付して述べることができる。
授業概要
/Course description
 生きていくうえで哲学的な吟味・考察が加えられるべき、人間相互の関係性理解にかかわる概念・トピックの一部を取りあげ、それぞれにまつわる基本的な問題・課題への宗教のかかわりを、特にカトリックの場合に関してみていきます。最終的には、受講者各自の問題意識に応じて論題を選び、達成目標に対応する内容のレポートをまとめます。
 授業では、思想家の著作、各トピック関連分野の著作その他の資料、カトリック教会の公文書、国の公文書等から抜粋したプリントを適宜参照しますが、受講者に予備知識がなくてもわかりやすい説明の仕方を旨とします。
 各授業時間内は、まず、前回の「受講レポート」*から一部を紹介して、疑問や意見を共有するとともに、授業内容を振り返ります。そのうえで、当日のトピックに関して、配付資料を参照しつつ教員が講義していきます(随時、質疑応答)。その間、各受講者は気が付いたこと等を適宜書きとめておき、講義後にその回のまとめとして「受講レポート」を執筆します。

*「受講レポート」について
・第1回~第14回に提出していただきます。
・原則として、manaba courseのレポート機能を用いての提出となります。
・毎回、指定の期限までに提出することが求められます。
・本科目の「受講レポート」は、①その回に読んだ箇所の内容ないしは講義内容の要点一つ以上と、②それに関して受講者自身が考えたこと、感じたこと、または調べたことを200~400字程度でラフに書きとめることを基本とします。ただし、課題が提示された場合はそれに答えてください。
・各回3点満点で評点をつけます。(「評価基準」を参照)
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:受講案内/自己と他者(1)―自己を省みる
第2回:自己と他者(2)―自己理解にかかわる諸概念と諸問題
第3回:自己と他者(3)―自他の関係性と倫理的限界
第4回:家庭・家族(1)―公私の区別と家庭の位置
第5回:家庭・家族(2)―聖書における家庭・家族
第6回:家庭・家族(3)―カトリックの家庭・家族観と現代社会①
第7回:家庭・家族(4)― 同②: 教皇文書から
第8回:個人と自由(1)―自由主義の考え方の意義と問題点
第9回:個人と自由(2)―個人主義の実情とその変革への道
第10回:友と友情・友愛―友人関係・友好関係を省みる
第11回:愛の諸相―エロース、ストルゲー、フィリアー、アガペー
第12回:共苦といつくしみ、寛容と優しさ
第13回:贈り物と感謝
第14回:喜びと幸いはどこに?
第15回:後期のまとめ(学期末まとめレポート執筆)
(以上の配分は適宜調整します。)
準備学習・履修上の注意
/Notices
【予習】調べたり自ら考えたりしておくと次の回の授業理解に役立つような簡単な課題を随時提示します。それについて調査・考察しておくこと。
【復習】授業内容を振り返り、「受講レポート」を執筆してください。

※この授業のための予習・復習の合計時間数の平均は週1時間程度を目安とします。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】印刷教材(プリント)を配付します。
【参考書】参考書その他の資料は授業内で折ごとに紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】学期末まとめレポートの評点と、第1回~第14回授業受講時毎回提出の「受講レポート」の評点を合計して評価します。学期末まとめレポートの評点58%、受講レポートの評点42%とし、評点合計60%以上を合格とします。

※なお、学則第31条により、出席した時間数が出席すべき時間数の3分の2に満たない者は、成績評価の対象とはならず、その科目修了の認定を受けることもできません。

【評価基準】レポートの評価にあたっては、次の点を重視します。
・課された条件を満たしているか
・授業内容を正確に理解しているか
・適切な根拠にもとづいて立論しているか
・論の組み立て・論旨が明確であるか
・主体的に考察を加え、なんらかの独自性を打ち出しているか

【課題に対するフィードバックの方法】
第2回以降の授業の中で、前回の「受講レポート」の一部を選んでコメントします。
備考
/Notes
 

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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