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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 宗教学ⅣZ/Religious Studies Ⅳ(Z)
担当教員(所属)/Instructor 内海﨑 貴子 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 宗教学科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 5
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
近代日本における女子教育を宗教学(キリスト教)の視点から考える

<学びの体系>「哲学・思想・歴史」
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
【授業の達成目標】
① 近代日本における女子教育の歴史をキリスト教の視点から振り返り、女子教育理念である「良妻賢母思想」とのかかわりを説明できる。
② 学校教育における道徳教育と宗教教育の相違について、人権・ジェンダーの視点から説明できる。
授業概要
/Course description
授業の前半では、近代日本における女子教育の歴史をキリスト教とのかかわりから概観する。女子に教育は不要とされた近世から、近代学校教育制度が導入されることで、女子にも教育の機会が開かれたが、そこには、キリスト教に基づく西欧の女性像・女子教育の在り方が影響している。その影響は、女子教育にとどまらず、女性の職業教育や家庭教育にまで広がっていく。その軌跡を振り返りながら、本学の建学の精神についても再考する。
 授業の後半では、教科化された道徳と宗教とのかかわりを考える。特に、回勅「ラウダート・シ」、SDGsに示されている人権・ジェンダーの視点から、道徳教育と宗教教育の相違を整理し、生涯発達と人格形成について考える。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション 皆さんの学校教育を振り返ってみましょう
第2回:女子が学校に通うことは当たり前? 近世の女子教育
第3回:近代学校教育の中の女子教育 ① はじめは男女平等教育をめざした?
第4回:近代学校教育の中の女子教育 ② キリスト教の影響
第5回:近代学校教育の中の女子教育 ③ 良妻賢母の誕生
第6回:近代学校教育の中の女子教育 ④ 女性に求められたことは?
第7回:近代学校教育の中の女子教育 ⑤ 戦時下の女子教育
第8回:現代の教育と宗教 ① 祖母・母親世代が受けた教育を調べる
第9回:現代の教育と宗教 ② 小学校で受けた道徳/宗教を振り返る
第10回:現代の教育と宗教 ③ 道徳教育と宗教教育の相違
第11回:現代の教育と宗教 ④ 回勅「ラウダート・シ」とSDGs-人権
第13回:現代の教育と宗教 ⑤ 回勅「ラウダート・シ」とSDGs-ジェンダー
第14回:これからの教育と女性-女子大学の意義を考える-
第15回:授業の振り返りとまとめ
*授業内容・順序は、学生の参加度によって変更される場合がある。
準備学習・履修上の注意
/Notices
【準備学習】
・事前に配信される資料を授業前に読んでおくこと
・授業にかかわる事前調査を設定することがあるので、確実に準備しておくこと

【履修上の注意】
・ワークシートを活用して学生間の意見交換の場を設けるので、積極的に参加すること(他学科、他学年の学生と出会う機会を大切に)
・授業中の情報収集に備え、スマホ、タブレット、ノートパソコンのいずれかを持参すること(持参できなかった場合、担当教員に相談する)
・授業内容との関連で、取り上げてほしいことや疑問が出た場合、担当教員に申し出ること

【授業外学修】
準備学習と事後学修を必ず行うこと
この授業における予習・復習の時間数の平均は、週に1時間程度を目安とする
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
・なし。適宜プリント・資料を配信する

【参考書】
・授業中に紹介する
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・授業中のリアクション・ペーパー(30%)、プレゼンテーションへのコメント(20%)、期末レポート(50%)による総合評価(60%以上で合格)

【評価基準】
・リアクション・ペーパーと期末レポートの場合:基礎的知識・授業での学習内容に基づいて、自分の意見をわかりやすく述べていることを評価する
・コメントの場合:発表内容を理解したうえで、感想とともに、自分の意見を明確に述べていることを評価する

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業中またはmanaba courseでリアクション・ペーパー、期末レポートについてフィードバックする
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
・毎回の授業で、討論またはグループワークを行う

【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
・課題によってプレゼンテーションを行うことがある

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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