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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 西洋史Ⅰ/History of Europe Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 小沼 明生 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 共通科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 月/MON 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
古代から中世まで |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業には二つの目的を設定します。一つ目は、異文化や異世界に対する理解と、自らの文化や世界に対する相対的な見方、そして歴史的なものの考え方を身につけることです。二つ目は、文献を収集し、比較・分析し、そこから自分の見解を導きだし、表現できるようになることです。前者については授業内容で、後者についてはレポートの作成を通じて学んでいきます。 |
授業概要 /Course description |
現代の西洋世界を理解するために不可欠な古代ギリシャ・ローマ世界から15世紀ごろまでを扱います。豊かな文化、文明を現代に伝え、民主政、共和政、帝政などの政治形態を生みだした古代世界から、キリスト教ヨーロッパの基礎を築いた中世初期、現代の国際関係のもととなる国民意識を生みだした中世後期の世界までを概観します。現代世界に通じる部分と異質な部分を合わせ持つ前近代の西洋世界の歴史を学ぶことを通じて、今の自分自身が置かれた位置を広い視野で考えてほしいと思います。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
授業の前と後にGoolgeClassroomで簡単な課題を課します。授業前には、日本語に訳された史料テキストや画像、音楽などを取り上げ、その時代背景や作者の情報、意図などを自由に想像して考えてもらいます。授業後には授業内で提示した質問に回答する形で自分の考えを記入してもらいます。 授業ではその課題テキストを時代の流れの中に位置づけながら解説します。現代を生きる上でぜひ知っておいてほしい事件やことがらを厳選して紹介していきます。 第1回 ガイダンス 第2回 古典古代の世界(1) ~聖書の世界 第3回 古典古代の世界(2) ~古代ギリシアの民主政 第4回 古典古代の世界(3) ~古代ローマの共和政 第5回 古代末から中世初期(1) ~古代世界の終末 第6回 古代末から中世初期(2) ~新しい世界の誕生 第7回 古代末から中世初期(3) ~ローマ・カトリックの確立 第8回 中世盛期(1) 〜二つの力の争い 第9回 中世盛期(2) 〜西洋世界の拡大 第10回 中世盛期(3) 〜世界観の変遷 第11回 中世盛期(4) 〜巡礼と教会 第12回 中世後期(1) 〜教会と建築 第13回 中世後期(2) 〜中世のパンデミック 第14回 中世後期(3) 〜国民意識の萌芽 第15回 まとめとレポート講評 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
高校世界史の知識は必須ではありませんが、世界史を履修したことがある人は教科書や参考書を取り出しておくことを勧めます。世界史教科書などを持っていない人は、以下の参考文献のどれかを手元に置いておくと理解の助けになります。 講義を聞いて理解することは当然ですが、それだけにとどまらず皆さんの興味や関心、想像力を示してほしいと思います。そういった意味での積極的な参加を求めます。 予習・復習等の課外学習に充てる時間は4時間程度を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 特に定めません。 【参考書/Reference books】 木下康彦ほか編『改訂版詳説世界史研究』山川出版社、2008年 前沢伸行『ポリス社会に生きる』世界史リブレット2、山川出版社、1998年 島田誠『古代ローマの市民社会』世界史リブレット3、山川出版社、1997年 河原温『中世ヨーロッパの都市世界』世界史リブレット23、山川出版社、1996年 堀越宏一『中世ヨーロッパの農村世界』世界史リブレット24、山川出版社、1997年 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 学期中に簡単な小レポートを二回、そしてそれを踏まえた形で学期末にレポートを提出してもらいます。合計三回のレポートの評価と、出席状況および授業への参加を合計して最終的な評価を行います。 レポート(70%)、授業へ参加(30%) 【評価基準】 レポート:授業で扱ったテーマを理解し、持論を述べることができる 授業への参加:積極的に参加している 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 提出物などにコメント等を返す |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html