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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 歴史からみた現代/History and Historians |
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担当教員(所属)/Instructor | 小沼 明生 (基礎教育センター) |
授業科目区分/Category | 共通科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
歴史を生きた歴史家たち |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業からは第一に現代を生きる自分自身と歴史との関わりを深く考える視点を得てほしいと考えます。さらに、実際に一人の歴史家の作品を読むことで、歴史を書くという行為がどのようなものであるのかを体験してほしいと思います。 |
授業概要 /Course description |
「歴史」は一見、単なる「過去の事実の集まり」のように思えますが、そうでしょうか?まず、ある出来事が本当に起きたことなのか、判断しなければなりません。そして、無数にある過去の出来事の中から、「意味」のある出来事を選び出し、その理由を考えたり解釈を与えたりします。いつの時代の人も、その人の生きる「今」にとって必要な「歴史」を過去の出来事の中から読み取り、「未来」へ向けての意味づけを行っているのです。授業では西洋史の歴史家たちを題材に、これまでどのような人々がどのような方法で「歴史」を解釈してきたのかを紹介します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
授業の前と後にmanaba courseで簡単な課題を課します。授業前には、歴史の見方や考えたについての質問に対して自由に考えて回答してもらいます。授業後には授業内で提示した質問に回答する形で自分の考えを記入してもらいます。 授業では毎回一人の歴史家を取り上げ、その人物の生い立ちや経歴、時代背景などを解説し、その歴史家が時代の要請する歴史像にどう答えていったのか、という視点から歴史の書かれたプロセスを紹介していきます。 第1回 ガイダンス 第2回 19世紀の歴史家たち ~「歴史学」の始まり 第3回 19世紀の歴史家たち ~「進歩」する人類 第4回 19世紀の歴史家たち ~「文化」への視線 第5回 境界の歴史家たち ~「大衆文化」の発見 第6回 境界の歴史家たち ~「未開」としての西洋 第7回 境界の歴史家たち ~小国からヨーロッパへの視点 第8回 「新しい歴史学」 ~「全体」を見る視線 第9回 「新しい歴史学」 ~「民衆文化」を掘り下げる 第10回 「新しい歴史学」 ~「反抗」から「革命」まで 第11回 外からの視点 ~高い壁を越えて 第12回 外からの視点 ~貧困と解放 第13回 外からの視点 ~「新しい文化史」の誕生 第14回 外からの視点 ~外から見た日本 第15回 まとめとレポート講評 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
高校世界史の知識は必須ではありませんが、世界史を履修したことがある人は教科書や参考書を取り出しておくことを勧めます。世界史教科書などを持っていない人は、以下の参考文献のどれかを手元に置いておくと理解の助けになります。 講義を聞いて理解することは当然ですが、それだけにとどまらず皆さんの興味や関心、想像力を示してほしいと思います。そういった意味での積極的な参加を求めます。 予習・復習等の課外学習に充てる時間は4時間程度を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 特に定めません。 【参考書/Reference books】 木下康彦ほか編『改訂版詳説世界史研究』山川出版社、2008年 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 学期中に簡単な小レポートを二回、そしてそれを踏まえた形で学期末にレポートを提出してもらいます。合計三回のレポートの評価と、授業への参加を合計して最終的な評価を行います。 レポート(70%)、授業へ参加(30%) 【評価基準】 レポート:授業で扱ったテーマを理解し、持論を述べることができる 授業への参加:積極的に参加している 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 提出物などにコメント等を返す |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html