科目名／Course title	ワークライフ論／Theory of the Quality of Work Life
担当教員（所属）／Instructor	柚木　理子 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター)
授業科目区分／Category	共通科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	金/FRI　3
対象所属／Eligible Faculty	文学部国語国文学科／Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科／Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科／Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科／Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科／Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科／Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年／Eligible grade	1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	女性が働くことを考える
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	この授業は、労働社会学の基本的概念を理解しながら、現代日本社会の働く男女がおかれている状況をジェンダーの視点から多面的に分析し、「働くこと」と「生きること」の課題を明らかにすることが目的です。
授業概要 ／Course description	激変する雇用環境の中で、若者や女性が就職活動や職場でいかなる問題に直面するかを理解し、働く際に必要となる社会的知識を統計資料や映像資料を用いながら身につけ、問題解決の方法や能力を養っていきます。 　変化する日本社会の雇用状況を視野に入れつつ、人生の中に仕事をどう位置づけるのか多面的に考察し、自らのライフデザインを考えるために必要な社会的知識を習得していきます。 　就職活動に入る前の基礎知識として、また自分のライフデザインを考える際にも役立ててもらいたい。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：ガイダンス：「働くこと」と「生きること」 第2回：統計で見る女性の一生 第3回：現代の就職活動事情 第4回：就職とキャリア形成 第5回：ジェンダーと職業選択  第6回：日本的雇用関係の形成と変容 第7回：女性の働き方と生涯賃金  第8回：ワーキングプア／貧困の女性化 第9回：ブラック企業 第10回：ブラックバイト 第11回：セクシュアル・ハラスメント 第12回：パワー・ハラスメント 第13回：マタニティ・ハラスメント 第14回：試験とまとめ 第15回：フィードバックと総括
準備学習・履修上の注意 ／Notices	・各回の授業外学習時間（予習・復習）には４時間程度かかると想定される。 （予習）各テーマに関して、新聞等で情報収集しておくこと。 （復習）講義内容を踏まえて、専門用語や自分の考えを整理しておくこと。 ・「聞いているだけ」の受動的な授業ではなく、参加者が主体的、積極的に自分で考えるトレーニングができるよう、自分の意見を毎授業時にリアクションぺーパーにまとめてもらいます。 ・学修ツールとしてManabaやResponを用います。授業時にResponを用いたクイズ、アンケートなど、双方向型の授業を行いますので、授業には積極的に、主体的に参加することが重要です。 ・雇用問題や身の回りの出来事に対して、ジェンダー・センシティブなアンテナを持つこと ・新聞等、今私たちが生きている社会で何が起こっているのか、社会に対するアンテナの感度を上げること
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 なし、授業時に資料を配布します。 【参考書】 男女共同参画局　各年版『男女共同参画白書』；上野千鶴子、2022、『これからの時代を生きるあなたへ』、主婦の友社；西村純子、池田心豪、2023、『社会学で考えるライフ＆キャリア』、中央経済社；駒川智子、金井郁、2024、『キャリアに活かす雇用関係論』、世界思想社など、授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 リアクションペーパーによる授業への参加度（30％）と学期末レポート（70％）から合わせて評価する。総合評価60％以上が、単位認定の最低基準となる。 【評価基準】 ・リアクションペーパーによる授業への参加度：得られた新しい知見が要約でき、自分の考えを記述している。 ・学期末レポート：講義内容を理解し、それに対する自分の考えを論理的に展開している点を評価基準とする。 【フィードバックの方法】 提出された課題やリアクションペーパーに対して、次の授業時に教員からフィードバックを行う。提出されたレポートにはテーマごとに解説と総評を行う。
備考 ／Notes	・授業時にICTを活用し履修者を対象としたクイズ、アンケートを実施し、双方向型授業を取り入れる。 ・本授業は、（公財）日本女性学習財団のキャリア支援デザイナーの資格を有し、複数の地方自治体等での男女共同参画審議会並びに男女共同参画事業に従事した実務経験のある教員が担当し、女性が生きること、働くことをジェンダーの視点から取り上げ、問題解決の方向性を考察する授業である。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html