![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 現代心理学概論/Introduction to Contemporary Psychology |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 鳥山 理恵 (基礎教育センター) |
授業科目区分/Category | 共通科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 火/TUE 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
人の心の基本的な仕組みとその文化差について |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
心理学とは「こころ」の働きを理解するための学問である。「こころ」の働きとは、例えば、見る・聞く・覚える・考える・創造する、など、様々な活動が含まれる。私たちの生活に欠くことのできない「こころ」の働きやその特徴を、実験や観察などの科学的な手法を用いて探求することが心理学の目的となっている。授業を通じて「こころ」を科学することの面白さと難しさを知り、心理学を身近に感じ、自分自身や他の人の心の働きについての理解を深めることでコミュニケーション能力を高めるなど、日常の生活にも生かしていく事を目標とする。また、私たちの考え方や行動の様式といった心のあり方は、私達を取り巻く環境(文化)から影響を受けているが、その文化と心の関連についての理解も深めたい。 〔2022年度以前入学者〕 この授業はディプロマポリシーの「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、自己を発見する心を持つ自立した女性になるための基礎的な能力を身につけている」に対応している。 〔2023年度入学者〕 この授業はディプロマポリシーの「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている」に対応している。 |
授業概要 /Course description |
上記の目標のために、心理学の基礎的な知識を学び、人の心の仕組みと、それが文化によってどのように異なるのかを学ぶ。ひとくちに「心」と言っても、人間の大人の「こころ」、赤ちゃんの「こころ」、そして動物の「こころ」など、心理学で扱われる対象は様々である。本授業では、これらの多彩なこころの働きを知るためにどのような研究が行われ、どのような理論が提唱されているかについて紹介する。また、文化によって異なる心のあり方は、人が発達していく過程の中で獲得され、再生産されていくものと考えられているが、心の文化差が維持・再生産されていくプロセスについても考察していく。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:心理学とは何か 第2回:心理学の歴史①心理学はどこから来たのか 第3回:心理学の歴史②行動主義 第4回:知覚①感覚とは何か 第5回:知覚②顔の知覚 第6回:知覚③視覚の不思議 第7回:学習 第8回:これまでのまとめ 第9回:認知①注意 第10回:認知②記憶のメカニズム 第11回:認知③記憶の変容 第12回:言語と思考 第13回:発達①乳幼児期の発達 第14回:発達②思春期の発達 第15回:前期のまとめ 第16回:前期の復習と後期の授業概要 第17回:感情 第18回:社会心理①社会的認知 第19回:社会心理②集団の影響 第20回:認知と文化 第21回:感情と文化 第22回:動機づけと文化 第23回:これまでのまとめ 第24回:文化と自己 第25回:文化的産物 第26回:発達と文化 第27回:社会環境 第28回:文化と健康 第29回:文化の変化 第30回:後期のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業には積極的な姿勢で臨むこと。毎回予習と復習を行い、わからない点があればメールやリアクションペーパーで積極的に質問すること。各授業における予習復習時間数の平均は4時間程度の予定。 なお、詳しい授業内容や授業の進め方については初回授業で説明をするので、必ず出席すること。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】使用しない。 【参考書】適宜授業中に紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 前期レポート課題(25%)、後期レポート課題(25%)、前期小課題(5%)、後期小課題(5%)、毎授業のリアクションペーパー(40%)によって評価する。各授業におけるリアクションペーパーに書かれた質問や意見については、次回授業内で紹介し、教員の回答やコメントを共有する。 【評価基準】 レポート課題やリアクションペーパーでは、単なる感想ではなく授業内容を正しく理解した上で自分で考えた意見を論理的に記述している点を評価基準とする。総合評価60%以上を合格とする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎回のリアクションペーパーで提起された質問や誤解のある点については次回の授業で解説する。課題については、締切以降の授業回の中で具体例を挙げて、特徴的な見解や誤解について解説を行う。 |
備考 /Notes |
この授業は、ICTを活用した自主学習支援を取り入れている。(manabacourse) |