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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | テーマ別研究Ⅰ/Introduction to Thesis Writing Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 伊東 玉美 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
『宇治拾遺物語』を題材に |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
「テーマ別研究Ⅰ」は、2年次「総合研究Ⅰ・Ⅱ」で示された国語国文学科の学びの諸領域の中から、自分の興味・関心によって選択したテーマを深く掘り下げる、専門性の高い演習科目です。4年次の卒業論文執筆につながる研究を実践します。 この授業では『宇治拾遺物語』の説話を題材に、中世文学研究の方法と技術を深く学びます。 鎌倉時代成立の説話集『宇治拾遺物語』には、こぶとりじいさん、腰折れ雀、ばくち婿入りといった民話が納められていることでも知られているが、謎めいた序文に始まり、197話が緩急自在に織りなされている。 人間群像の百科事典のように繰り広げられていく『宇治拾遺物語』の各説話について、そのおもしろさがどこにあるのかを、ことばと類話をもとに分析し、実感していきたい。 |
授業概要 /Course description |
初めに概説とサンプル発表を行った後、一人一話ずつ担当して、調べたこと・考えたことを発表する。 レポーターは発表2週間前に簡単な発表計画書を提出し、事前に伊東のアドバイスを受ける。それらを参考に調査を進め、発表1週間前に全員に当日の発表資料を配付する。 参加者はその資料を下見した上で、当日の発表を聞く。当日は発表後、全員で討議する。 半年で数回、自分が関心を持った発表について、リアクションペーパーを提出する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
01回 演習方法の説明 02回 作品概説とサンプル発表(1) 03回 作品概説とサンプル発表(2) 04回 第1話「道命阿闍梨、和泉式部の許に於いて読経の事」 05回 第2話「丹波国篠村に平茸生ふる事」 06回 第3話「鬼にこぶ取らるる事」 07回 第4話「伴大納言の事」 08回 第16話「尼、地蔵見奉る事」 09回 第22話「金峯山の薄打の事」 10回 第28話「袴垂、保昌にあふ事」 11回 第32話「柿の木に仏現ずる事」 12回 第48話「雀報恩の事」 13回 第49話「小野篁広才の事」 14回 第86話「清水寺に二千度参詣する者」 15回 前期のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
レポーターの学生は、準備のため、授業外学習時間として6時間程度かかると予想される。発表者以外の学生は、レポーターが発表一週間前に配付する資料に目を通して授業に臨むため、授業外学習時間として毎週1時間程度かかると予想される。 レポーターが発表当日欠席した場合、原則として発表の機会はなくなり、相当量のレポート提出を義務づけるので注意すること。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 中島悦次『宇治拾遺物語』(角川ソフィア文庫) 伊東玉美『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 宇治拾遺物語』(角川ソフィア文庫) 【参考書/Reference books】 伊東玉美『宇治拾遺物語のたのしみ方』(新典社) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 発表内容(50%)、授業への参加状況・リアクションペーパー(30%)、期末レポート(20%)によって、総合的に評価する。 【評価基準】 発表・レポート:授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる 授業への参加度:積極的に発言し、授業へ参加している 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 各授業におけるリアクションペーパーに書かれた質問や意見については、次回授業で紹介し、教員の回答やコメントを共有する。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html