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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 基礎演習(近代)Ⅰ/Basics of Japanese Modern Linguistics and Literature Ⅰ (Seminar) |
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担当教員(所属)/Instructor | 井上 隆史 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
日本近代文学演習—基礎から深掘りまで |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本授業では、日本近代文学の主要作家とその作品を通じて、文学作品の読解力と批評的思考力を養います。前期では基礎的な解説と読解を行い、後期ではその理解をもとにテーマを掘り下げた応用的なディスカッションを行います。グループディスカッション形式を取り入れることで、多様な視点から作品を考察する力を身につけます。 |
授業概要 /Course description |
本授業は、横光利一、大岡昇平、中村真一郎、埴谷雄高、野間宏などの作家の代表作を取り上げ、基礎から応用へと段階的に理解を深めていきます。前期では各作品のあらすじや背景、基本的なテーマを学ます。授業形式は、まず教員が作家や作品について解説し、作品の背景やテーマを共有します。ついで、学生は少人数のグループでテーマに基づいた議論を行い、発表を通じて意見を共有します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1~2回:日本近代文学の概要と授業の進め方 内容: 日本近代文学の背景や本授業の目的、進行方法を説明。 第3~4回:横光利一『上海』—モダニズム文学の世界 解説: 横光利一の経歴、モダニズム文学の特徴、『上海』の背景。 ディスカッション: 作中の都市描写が文学に与える影響を議論。 第5~6回:武田泰淳『風媒花』—人間関係と社会描写 解説: 武田泰淳の生涯、戦後文学の特徴、『風媒花』の主題。 ディスカッション: 登場人物の関係性や社会的背景について議論。 第7~8回:大岡昇平『レイテ戦記』—戦争と文学 解説: 大岡昇平の戦争体験、『レイテ戦記』の背景と描写技法。 ディスカッション: 戦争文学が果たす役割について意見を交換。 第9~10回:中村真一郎『死の影の下に』—友情と人間関係 解説: 中村真一郎の文学観、長編小説の魅力、『死の影の下に』の概要。 ディスカッション: 登場人物の心理描写や物語の展開について議論。 第11~12回:埴谷雄高『死霊』—幻想文学の世界 解説: 埴谷雄高の生涯、『死霊』における幻想的要素とテーマ。 ディスカッション: 夢と現実の境界が文学に与える影響を議論。 第13~14回:野間宏『青年の環』—戦後文学の挑戦 解説: 野間宏の文学的背景、『青年の環』の主題と特徴。 ディスカッション: 戦後社会を描いた文学の意義を考察。 第15回:前期の総括と振り返り 内容: これまでの作品や作家について総括し、感想を共有。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・各回の指定テキストを事前に読んで簡単な感想を準備してください。 ・グループディスカッションでは、他者の意見に耳を傾け、自分の考えを柔軟に深める姿勢を持ちましょう。 ・わからない部分は授業中に積極的に質問してください。 各回の授業外学修時間(予習・復習)には1時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 適宜指示します。 【参考書】 適宜指示します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加度とグループディスカッション参加(30%) 発表内容(30%) レポート(40%) 【評価基準】 授業参加度:発表や議論への貢献度を評価します。 発表:グループ発表や簡単な個人発表を評価します。調査の深さ、発表の明確さ、議論の発展性を重視します。 レポート:授業を通じて学んだことを基にし、テーマを適切に設定し持論を展開できているかを評価します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 対面やオンラインにて行います。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html