科目名／Course title	近代文学演習ＡⅡ／Japanese Literature: since the Meiji Era (Seminar) A Ⅱ
担当教員（所属）／Instructor	佐藤　ゆかり (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category	国語国文学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	月/MON　4
対象所属／Eligible Faculty	文学部国語国文学科／Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature
対象学年／Eligible grade	2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	有島武郎「生れ出づる悩み」を読む
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	有島武郎『生れ出づる悩み』を精読し、作家、時代背景、同時代評、叙法、文学史的背景、キリスト教との関わり、先行研究等も含めた、基礎的、総合的な研究方法を知り、実践する。また、発表を通して、互いの立場や意見を尊重し、作品理解を深め、「問い」を立てて論じる力、多角的に読み解く視点を身につける。
授業概要 ／Course description	『生れ出づる悩み』を精読する。指定された範囲内を、調査、考察し、レジメを作成、発表する。その後、受講者で討論する。なお、受講者の人数等によって授業計画を調整することがある。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：ガイダンス：授業内容、「生れ出づる悩み」注意点について 第2回：有島武郎について 第3回：「小さき者へ」①（教員担当）児童文学との関連 第4回：同　②（教員担当）キリスト教の視点 第5回：「生れ出づる悩み」一　私は自分の… 第6回：同　二　私が君に… 第7回：同　三　夕闇は段々… 第8回：同　四　今は東京の… 第9回：同　五　長い冬の… 第10回：同　六　それは或る… 第11回：同　七　君は漁夫達… 第12回：同　八　君、君は… 第13回：同　九　君よ‼… 第14回：有島武郎作品についての討論 第15回：まとめ
準備学習・履修上の注意 ／Notices	授業で扱う作品は読んでおくこと。授業の討論では、積極的に参加すること。 （予習）次回に取り扱う箇所を読んで、あらすじ、雰囲気をつかみ、意見をもって出席すること。 （復習）授業後は、レジメを再読し、授業内容をふまえたうえで作品を読み直し、気づいた点や問いをまとめること。 各授業における予習復習時間数の平均は４時間程度を想定。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 有島武郎『小さき者へ・生れ出づる悩み』新潮文庫　2020 　ISBN　978‐4‐10‐104204‐6  【参考書】 授業時に適宜紹介する。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 発表（40％）、レポート（30％）、授業への参加度（30％）により総合的に評価する。 【評価基準】 発表：与えられた箇所やスケジュールに基づき、レジメを作成し、自らの考えをまとめ、わかりやすく説明している。 レポート：自らの作品解釈を具体的な論拠をもって示し、序論、本論、結論の構成に沿ってレポートを作成している。 授業への参加度：積極的に発言し、授業へ参加している。 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 レポートにコメントを返す。
備考 ／Notes	【討議（ディスカッション、ディベート）を取り入れている】 【発表（プレゼンテーション）を取り入れている】

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html