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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 中世文学講義AⅡ/Japanese Literature: the Kamakura/Muromachi Eras (Lecture) A Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 松本 麻子 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
連歌・俳諧文芸の変遷 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この講義は、中世文学講義CⅠから続くものです。連歌・俳諧文芸を中心にした韻文学について学びながら、室町時代から江戸時代までの韻文の歴史を説明できるようにします。また、連歌や俳諧を実際に作ることで、座の文芸とは何かを理解し、その特色を説明できるようにすることを達成目標とします。 |
授業概要 /Course description |
この講義は、中世文学講義CⅠから続くものです。後期のみ受講でもまったく構いませんが、Ⅰを受講しているとよりわかりやすくなります。この講義で扱う連歌文芸とは、五・七・五と詠まれた句に、別の人が七・七と続けるもので、和歌とも俳句とも違う形式の韻文です。連歌は鎌倉時代から室町時代にかけて、貴賤を問わず流行しました。よく知られた『徒然草』にある「猫また」の話に登場する法師も、連歌を楽しんだ帰りに「猫また」に襲われたとあり、織田信長を討った明智光秀も、本能寺の変直前に戦勝祈願の連歌を行っています。このように中世に広まった連歌文芸が、近世以降には松尾芭蕉に代表される俳諧に繋がってゆくと考えられています。 連歌はまた茶道や能・狂言などの文芸とも密接な関係を持つようになります。連歌を職業として暮らしていた連歌師たちは、どのように中世という時代を生き抜いていったのか、また万人を夢中にさせた連歌のおもしろさとは何か、を中心にお話したいと思っています。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 ガイダンス(授業内容や成績について)Ⅰで学んだことの復習 第2回 能・狂言と連歌 第3回 室町将軍と連歌七賢の時代① 宗砌を中心に 第4回 室町将軍と連歌七賢の時代② 心敬を中心に 第5回 天才連歌師宗祇 第6回 宗祇の弟子たちの活躍 第7回 旅と連歌師 第8回 三条西実隆 第9回 戦国武将と連歌① 明智光秀について 第10回 戦国武将と連歌② 豊臣秀吉について 第11回 紹巴の功罪 第12回 江戸時代の連歌 第13回 俳諧について 第14回 芭蕉の連句 第15回 正岡子規と連歌 授業のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
この講義は、中世文学講義CⅠから続くものです。後期のみ受講でもまったく構いませんが、Ⅰを受講するとよりわかりやすくなります。 【授業外学修の内容】 準備学習として、中古・中世の文学史を復習しておいて下さい。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 manaba folioにPDFを掲載します。 【参考書/Reference books】 廣木一人『連歌入門』(二〇一〇年・三弥井書店) 授業中にも適宜紹介する予定です。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポート(70%)と授業への参加度・リアクションペーパー・連歌創作など(30%)で評価します。 【評価方法】 リアクションペーパは授業の理解度を見ます。また、連歌の創作については、担当者や受講者によって最も評価された句に加点をします。 【課題に対するフィードバックの方法】 課題はmanaba folioからコメントをお返しします。 |
備考 /Notes |
基本的に授業は対面で実施予定ですが、社会情勢の変化によっては、manaba folioなど を利用したオンライン授業に変更されることもあります。重要な連絡はすべてmanaba folioにて行いますので、各自確認して下さい。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html