シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 近世文学講義AⅡ/Japanese Literature: the Edo Era (Lecture) A Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 岡島 由佳 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 木/THU 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
西鶴と近松② |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
【授業のねらい】 西鶴の浮世草子『好色五人女』は、実際の事件に取材して作られたモデル小説である。当時、有名であった姦通事件を基に、西鶴が物語化した『好色五人女』の各話は、いずれも当時の浄瑠璃や歌舞伎、歌祭文に取り上げられており、演劇とのつながりも深い。実際の姦通事件について知るとともに、西鶴や近松らがいかに脚色したのかを理解することができるようになることを目的としている。作品に描かれた「生」と「死」、そして、「女性」と「人心」について考察する。 【達成目標】 西鶴の浮世草子と、近世を通じて繫栄した二大演劇(歌舞伎・人形浄瑠璃)とを関わらせて、文芸作品を鑑賞することができる。 基礎的な知識を身につけるとともに、その他の文芸との関わりについても説明できるようになることを目指している。 |
授業概要 /Course description |
本授業では、西鶴の浮世草子『好色五人女』と、近世を通じて繫栄した二大演劇である歌舞伎・人形浄瑠璃とを比較し、近世文学を講義する。 はじめに、人形浄瑠璃と歌舞伎の歴史について概説を行う。第4回から第9回は、西鶴の浮世草子『好色五人女』巻3と、近松の浄瑠璃作品を扱う。第9回に理解度を確認する小レポートを実施する。第10回から第14回は『好色五人女』巻4と、菅専助・二世松田和吉・若竹笛躬(ふえみ)合作の浄瑠璃作品を比較する。 『好色五人女』と関連する浄瑠璃・歌舞伎作品を概説し、鑑賞する。また、その他の文芸との関わりを通しても内容を考察する。その際、できる限り、視聴覚資料も参照する。 シラバスには、取り上げる予定の作品を記したが、その他に、先行作や影響作は多数取り上げる。また、受講生の希望や理解度の状況によっては、取り上げる作品を変更、あるいは授業の計画が前後する場合がある。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス(本講義の目的と概要、及び成績評価方法) 第2回:人形浄瑠璃の歴史 第3回:歌舞伎の歴史 第4回:『好色五人女』「中段に見る暦屋物語」① 第5回:『好色五人女』「中段に見る暦屋物語」② 第6回:『好色五人女』「中段に見る暦屋物語」③ 第7回:浄瑠璃『大経師昔暦』① 第8回:浄瑠璃『大経師昔暦』② 第9回:浄瑠璃『大経師昔暦』③・小レポート 第10回:『好色五人女』「恋草からしげ八百屋物語」① 第11回:『好色五人女』「恋草からしげ八百屋物語」② 第12回:『好色五人女』「恋草からしげ八百屋物語」③ 第13回:浄瑠璃『伊達娘恋緋鹿子』① 第14回:浄瑠璃『伊達娘恋緋鹿子』② 第15回:総括 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【履修上の注意】 授業の前後の学習では、配布資料によく目を通しておくこと。 授業で分からなかった点は、リアクションペーパーなどで受け付ける。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定されます。 【授業外学修の内容】 授業で配布した資料を読み込み、予習と復習をする。 授業中、指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】テキストは使用しない。授業中に資料を配布する。 【参考書】 江本裕、谷脇理史編『西鶴事典』(おうふう、1996年) 『近松門左衛門集』(『日本古典文学全集』43・44、小学館、1972‐1975年) 『菅専助全集』第2巻(勉誠社、1991年) 西沢正史編『古典文学にみる女性の生き方事典 』( 国書刊行会 、2008) その他、授業中に適宜、紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加度(40%)、小レポート(30%)、学期末レポート(30%)より、総合的に評価する。ただし、欠席が5回を超える場合は、成績評価対象者にはならない。 【評価基準】 授業参加度:毎回、出席を兼ねたリアクションペーパーの提出を求める。 小レポート・学期末レポート:授業で扱った作者や作品について理解度を求めるレポートを課す。 ※想定以上に学生が受講した場合、成績評価は(レポート提出としていたものを)、学期末試験に変更する可能性がある。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 質問等は、授業の次回以降にコメントを返す。また、全体の講評に変える場合もある。 |
備考 /Notes |
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html