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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 近代文学講義CⅡ/Japanese Literature: since the Meiji Era (Lecture) C Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 安蒜 貴子 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 木/THU 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
〈異界〉に立つ |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
古くから人は、よくわからないものや不思議なもの、説明がつかないものを〈異形/異界〉等として語り、恐れまた敬い、時に強く憧れてきました。それらは一見私達とはかけ離れた存在や、かけ離れた世界のように思えます。けれど、それらは本当は私達のすぐ隣に蠢くものであり、私達の隣にある扉のすぐ向こうなのです。 この授業では、主に戦後に執筆された近代文学の短篇から、私達を惹きつける〈異界〉の魅力に迫ります。また、その力が今も多彩なジャンルの作品に受け継がれていることを、映画や音楽、アニメ・漫画、ゲーム等に触れ実感として味わっていきます。同時に、その過程で、自由な発想力と論理的な思考力を身につけていくことも大きな目標の一つとします。 |
授業概要 /Course description |
授業では、一つの作品に対し、おおむね以下のように取り組んでいきます。 1、あらかじめ作品をじっくり味わっておき、授業に参加する 2、PowerPointで図式化された解説を手掛かりにして、 作品に何が描かれているかを正確にとらえる 3、作品をより理解するために、様々な参考資料に触れたり時に体感したりする 4、すべてを集約し、作品を自分なりに考察する (または、作品から得たテーマにそって自由な発想をふくらませる) 1は授業の予習にあたります。4が毎授業のリアクションペーパーに相当するものです。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
「〈異界〉に立つ」をテーマに行います。中心となる作品には約2回の授業時間をかけ、それらを取り巻く多彩なジャンルの作品群として、毎回、最低一つの動画視聴と配信資料の鑑賞を行います。 1. ガイダンス 2. 異界を考える「江戸川乱歩」 3. 異界を考える「江戸川乱歩」 4. 異界を考える「小松左京」 5. 異界を考える「小松左京」 6. 異界を考える「安部公房」 7. 異界を考える「安部公房」 8. 異界に立つ(様々なコンテンツから紹介する異界を旅する回です) 9. 異界を考える「山田風太郎」 10.異界を考える「山田風太郎」 11.異界を考える「星新一」 12.異界を考える「星新一」 13.異界を考える「筒井康隆」 14.異界を考える「筒井康隆」 15.まとめ 中心として取扱う文学作品は、戦後の短編小説です。 取り扱う作家に変更はありませんが、順番は変更する可能性があります。 具体的な作品名に関しては、受講者の興味等を鑑み、決定していく予定です。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業内で取り扱う作品はあらかじめ配信しますので、事前に目を通してください。 授業では、毎回簡単な課題作成や考察を求めます。 (提出物の内容は匿名で授業内で取り上げる可能性もあります。) 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 なお、前期に開講した「〈異形〉と出会う」でご紹介したすべての作品との重複は一切ありません。また、「〈異形〉と出会う」を受講していなくても問題はありません。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業時に配信します。 【参考資料など】 授業時に配信します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業内課題(90%)、授業への参加態度(10%)を総合して評価します。 【評価基準】 授業への参加度:作品を持参し常に作品の細部まで確認しながら参加しているか。 積極的に紹介作品に触れているか。 課題:授業で扱ったテーマを理解し、真摯に取り組んでいるか。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 課題などにコメント等を返す。 |
備考 /Notes |
資料配信や課題提出は、主にmanabacourseを用いる予定です。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html