シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title 国語国文学特講(表現学)Ⅱ/Creative Japanese Writing (Specialized Lecture) Ⅱ
担当教員(所属)/Instructor 三浦 則子 (文学部国語国文学科)
授業科目区分/Category 国語国文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 3
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
読む・書く・話す
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 この授業は、日本語の表現力(読む・書く・話すの三方面)のうち、「書く」と「話す」に重点を置いて進めていきます。
 「読む」では、時事問題に目を向け、気になるニュース記事を選んでもらいます。そして、「書く」では、その記事を適切に引用しながら、自分の考えと他者の考えを分けて書き、意見をまとめる力を身につけます。また、「神無月」(国語国文学会刊行の冊子)に投稿する原稿を作成することで、書く力を伸ばしていきます。「話す」では、与えられたテーマについて、3分間程度のスピーチを行い、話す力、説明する力を身につけます。
 講義形式の授業と、履修者の皆さんがアクティブに話し合って作品を作成する授業により、日本語表現力の向上を目指します。

授業概要
/Course description
 「読む」は、時事問題のニュースを取り上げ、どのように記事がまとめられているか、みずからが書くときに参考にできる点はあるかなど、「書く」ことを意識しながら読んでいきます。
 「書く」は、課題を提出して終わりになるのではありません。フィードバックしますので、それを参考にしながら、文章をまとめていきましょう。その際、資料を適切に引用できているか、説明部分と意見部分とを分けて過不足なく書けているかを中心にチェックします。
 まずは、「神無月」にどのような作品が掲載されてきたのかを調べるところから始め、自分が表現したいジャンルを選んでもらいます。たとえばそれは、短歌や小説の創作かもしれませんし、テーマに沿った作文、絵やイラストを多く用いた作品かもしれません。そして、数人のグループを作って1つの作品を作成することにもチャレンジしていきます。前期とは違う作品を完成させましょう。
 「話す」は、5人程度のグループで次々に話し合う形態です。人前でプレゼンテーションを行う形式ではありません。
 授業形態は、一方的な講義形式ではなく、受講生とのやり取りを通した参加型形式となることが多いです。

授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
後期
第1回 後期導入、語彙力チェック
第2回 話す:3分間スピーチ(テーマ:私の推薦するもの・こと)
第3回 「神無月」投稿作品の原稿作成1(グループ分け・作品制作の話し合い)
第4回 「神無月」投稿作品の原稿作成2(グループによるテーマ決定・作品制作)
第5回 「神無月」投稿作品の原稿作成3(グループによる作品制作)
第6回 「神無月」投稿作品の原稿作成4(グループによる作品編集と完成)
第7回 話す:3分間スピーチ(仮テーマ:旅行での経験)
第8回 書く:「神無月」個人作品に取り組む
第9回 レポートや文章の書き方1(構成を考える)
第10回 レポートや文章の書き方2(適切な引用)
第11回 時事問題を読む・調べる(テーマ「社会」)
第12回 時事問題を読む・調べる・話し合う(テーマ「社会」「文化・芸能」)
第13回 書く: 時事問題に関する意見文
第14回 話す:3分間スピーチ(今年度のgood news と bad news)
第15回 後期まとめ

※ 履修人数の多寡等によって、授業形態・スケジュールを一部変更することがあります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
【授業外学修の内容】
授業において指示した課題を行うこと。予習・復習、課題への取り組みには個人差がありますが、概ね4時間程度かかると想定されます。

【準備学習】
シラバスを確認し、書きたいネタをいくつかメモしておくといいでしょう。具体的には以下の通りです。
・新聞や雑誌の記事を積極的に読む。
・図書館の学生選書(年度を問わない)の中から、気になる本を借りて読んでおく(多くの分野に興味を広げる)。
・文芸に関わる活動への参加、映画・美術鑑賞、旅行など、見聞を広めた経験を書き留めておく。

【履修上の注意】
・読む・書く・話す、それぞれの活動に積極的に取り組むことが期待されます。
・「神無月」への作品掲載は、本講義を履修するための必須条件ではありません(掲載する際には個人名ではなく、ペンネームの使用も可です)。ただし、掲載を希望しない場合でも、個人・グループによる課題作品の作成と編集には積極的に関わる必要があります。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書・参考書等】
・適宜プリントを配布します。そのほか、授業内で指示します。

成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・授業への参加と課題への取り組み(80%)、小テスト(20%)
・語彙を中心とした小テストは、事前に配布したプリント問題から出題します。

【評価基準】
・授業計画で示した課題への取り組み・積極性・能力・理解度などから総合的に判定します。
・具体的には、「書く」課題の原稿が提出されているか、「話す」課題・グループ活動において積極的に参加しているか、などです。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
・授業時に返却します。そのほか、manabacourseを使用する場合もあります。
備考
/Notes
・この授業は、課題解決型学習(原稿作成)、グループワークを取り入れています。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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