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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 国語国文学特講(演劇)Ⅰ/Study of the Theater (Specialized Lecture) Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 安冨 順 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 金/FRI 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
芸能・演劇より日本文化を知る |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
当該講義の主要目的は、日本の古典芸能・演劇の考察を通して日本の文化を知り、理解するすることを第一の狙いとする。さらにそれにより得られた知見により、自らの文化と異なる文化との相対化を通し、異文化理解を図ることを目的をする。受講生諸君にお願いしたいことは、自らの歴史を知りそのうえで異なる世界の歴史を学び、相互理解を試みて欲しいということに尽きる。視野を広げることを、何より大事にしたい。「われわれはどこから来て、どこへ向かうのか。そしてわれわれは一体何者か」を知ることが、最大の講義目標といえるだろう。 |
授業概要 /Course description |
日本古典芸能・演劇を古代、中世、近世、近代、現代と時代別に、前期・後期にわたり講義をする。前期は中世を中心に講義をする。そのさい、常に意識したいのは芸能・演劇とその隣接文化との関連性である。当該講義が国語国文学科設定科目であることから、文学作品等にも言及したい。また絵画・音楽等の芸術についての講義をするつもりでいる。全体的に総論的なものとなるであろうが、総花的にせぬよう心懸けるつもりでいる。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:翁猿楽への道(1) 第2回:翁猿楽への道(2) 第3回:中世芸能概論 第4回:観阿弥登場 第5回:世阿弥の生涯 第6回:世阿弥の作戦ー『風姿花伝』 第7回:世阿弥の演劇世界 第8回:挑むー能役者への道 第9回:風流(ふりゅう)の美意識(1) 第10回:風流(ふりゅう)の美意識(2) 第11回:御霊信仰解説 第12回:信長の盆踊り 第13回:喧嘩と恋ーカブキ者 第14回:歌舞の菩薩ー出雲のお国 第15回:前期講義統括 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【授業外学修の内容】 講義内容に関する文献、論文等を担当教員より紹介するので、目を通してほしい。また芸能・演劇はその実際に触れるのが大切なので、時間があれば積極的に劇場へ足を運んで欲しい。しかし、時間がない受講生もいるであろうから、その場合、YouTubeの動画視聴を推奨する。具体的演目等は担当教員より随時紹介する。これら準備学習を時間で表すのはやや困難であるが、参考文献等の閲読の場合、およそ1回に4時間ほどと考えて頂けれ結構である。なお、履修上の注意事項として、①日本古典文学史を理解している。②日本史の知見を一定度備えている、を挙げておく。特に本講義の特色は②にあるので、日本史の知見がない、不安である。なにより関心がない方に当該講義は、断然、お勧め出来ないことを、特に前もって申し上げておく。 講義の進め方は事前に資料を「マナバコース」にアップし、それを当日教員が読みながら、解説を加える。受講生は配信資料とパソコン、スマートフォンで見ながら、またはプリントアウトして講義に臨むこととなる。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】授業にて適宜指示する。 【参考書】担当教員より適宜紹介 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 観劇レポートの提出を以て成績評価とする。 【評価基準】 レポート:単なる観劇の感想ではなく、劇評として論理的に構成されていること。将来にわたり記録として残り、十分研究資料として活用可能なレベルであること。さらに文学性をも備えた内容であることが、求められる。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 レポートに講評及び所感を述べ、返却する。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html