シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/12/07 現在

科目名/Course title 近代文学演習E/Japanese Literature: since the Meiji Era (Seminar) E
担当教員(所属)/Instructor 名木橋 忠大 (文学部国語国文学科)
授業科目区分/Category 国語国文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2020年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 金/FRI 5
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
近現代の詩を読む
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
様々な詩の表現を理解すること。
授業概要
/Course description
前期と同様、発表者に作成してもらう資料の内容は以下の通りとする。 

【担当作品について問題を設定し、1600字以上3200字以内で論じよ。】 

上記の「問題」については担当者の問題意識に応じて自由に設定してよい。例えば、「作者はこの作品で何を伝えようとしたのか」「この作品の文学史上の意義は何か」「作者の一連の作品の中でこの作品はどのような位置にあるか」「時代背景がこの作品にどのように影響したのか」「テクスト論の立場から読む「〇〇」」など。

授業の進め方は以下の通りとする。

⑴発表担当でない受講者は作品を自分なりに読解したメモを400字以上で作成し(感想でかまわない。これを初読メモと称する)、これをmanaba folioのレポート機能で毎回教員に提出する(当該授業日2日前の23時55分まで)。
 
⑵発表者はmanaba folioのレポート機能で発表資料を提出する(当該授業日2日前の23時55分まで。発表にあたっている回は初読メモを提出しなくよい)。 

⑶当該授業日に、教員が発表者の資料をとりまとめてmanaba folio上に示す(受講者の初読メモは示さない)。加えて発表者の資料に対する教員の意見・補足を全体コメントとしてmanaba folio上に示す。 

⑷発表担当でない受講者は、発表と教員の意見・補足を読み、自身がその授業回でどのような点を学んだか、あるいは意見、質問などを400字以上で記したメモを作成し(これを再読メモと称する)、manaba folioのレポート機能で教員に提出する(当該授業日翌日の23時55分まで)。 

なお授業としてはディスカッションは行わない。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
【後期】
以下の通りとする。

1(9/25)  ガイダンス 授業の進め方について

2(10/2)  近現代詩についての講義 近代詩の始まりについて

3(10/9)  田山花袋「君を恋ひしは」

4(10/16) 蒲原有明「茉莉花」

5(10/30) 高村光太郎「――に」

6(11/6)  萩原恭次郎「日比谷」

7(11/13) 萩原朔太郎「死なない蛸」

8(11/20) 竹中郁「ラグビイ」

9(11/27) 中野重治「夜明け前のさよなら」

10(12/4)  村野四郎「飛込」

11(12/11) 関根弘「なんでも一番」

12(1/8)   谷川俊太郎「かなしみ」

13(1/15)  吉野弘「I was born」

14(1/22)  渡辺武信「つめたい朝――六・一五の記憶のために」

15(1/29)  近現代詩についての講義 その後の詩史


【前期】

1(5/8)    授業概要説明 
2(5/15)   模擬発表の解説 

  以下、受講生の発表。

3(5/22)  室生犀星「寂しき春」 
4(5/29)  萩原朔太郎「黒い風琴」 
5(6/5)   白鳥省吾「高原」 
6(6/12)  高村光太郎「ぼろぼろな駝鳥」 
7(6/19)  安西冬衛「春」 
8(6/26)  春山行夫「Kodak」 
9(7/3)   中原中也「一つのメルヘン」 
10(7/10) 伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」 
11(7/17) 三好達治「アメリカ太平洋艦隊は全滅せり」 
12(7/24) 田村隆一「四千の日と夜」
13(7/31) まとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
受講者は作品を精読し意見を持って参加すること。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
授業で取り上げる作品をPDF化してmanaba folio上に掲載する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
前期と同様以下の通りとする。
前期と後期の評価を合計して通年評価を判定する。

① 発表資料の内容(50%)。 
② 自身の発表回を除き、3回目~14回目に毎回提出してもらう初読メモと再読メモそれぞれ11回分の内容(50%)。 

①については以下の二点を評価ポイントとする。 
⑴担当作品の言語表現を丹念に読み解いているか。 
⑵結論に至る自身の見解を論理的に述べられているか。 
備考
/Notes
本授業は、manaba folioを利用した遠隔授業として実施する。

科目一覧へ戻る