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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 中世文学講義B/Japanese Literature: the Kamakura/Muromachi Eras (Lecture) B |
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担当教員(所属)/Instructor | 高木 周 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 月/MON 5 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
説話・和歌が表す神仏 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
・中世の説話、和歌の表現の特徴を理解する。 ・中世の神仏に関する表現の特徴を理解する。 この授業は、ディプロマポリシー「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知識と技能を身につけている」と対応する。 |
授業概要 /Course description |
中世文学の世界観の基盤には、日本の神々と仏教への信仰がある。この授業では、鎌倉時代の神仏への信仰を表す説話や和歌を読み、神仏と人間の関係性がどう表現されているのかを考える。 前半は主に説話を扱い、短い物語と和歌が多く含まれる説話集の「今物語」「十訓抄」などを読み、神仏を信じる人間に起こる奇跡の表現の特徴を考える。 後半は主に和歌を扱い、「新古今和歌集」などの勅撰和歌集の神仏に関する歌を読み、神仏のお告げや人間の信心の表現の特徴を考える。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:授業概容 第2回:今物語①神話的な逢瀬 第3回:今物語②賀茂神社に捧げる和歌 第4回:今物語③賀茂の神の歌 第5回:今物語④清水寺 第6回:今物語⑤春日大社 第7回:十訓抄①貴船神社 第8回:十訓抄②伏見稲荷大社 第9回:十訓抄③病と神 第10回:十訓抄④住吉大社 第11回:十訓抄⑤能因の雨乞いの歌 第12回:十訓抄⑥四天王寺 第13回:古今著聞集①賀茂社と雅経 第14回:古今著聞集②西行の往生 第15回:説話のまとめ 第16回:勅撰集の神仏に関する和歌の概容 第17回:千載和歌集①仏教の歌 第18回:千載集②神に関する歌 第19回:新古今和歌集①伊勢神宮の歌 第20回:新古今集②熊野の神の歌 第21回:新古今集③日吉大社の歌 第22回:新古今集④清水寺の観音の歌 第23回:新古今集⑤極楽の歌 第24回:新古今集⑥無常の歌 第25回:新古今集⑦出家の歌 第26回:新古今集⑧法華経の歌 第27回:続古今和歌集①伊勢神宮の歌 第28回:続古今集②石清水八幡の歌 第29回:続古今集③法華経の歌 第30回:和歌のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
予習は、下記の参考書の、授業で扱う部分を読んでおくこと。 復習として授業のプリント・パワポを見直し、参考書や図書館MyOpacのデータベース「JapanKnowledge」の新編日本古典文学全集の関連作品を読んでおくこと。 各授業における予習復習時間数の平均は2時間程度を想定。 講義に対するリアクションでは、解説した表現に関する理解と意見を書いてもらう。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 指定せず、毎回プリントを配布する。 【参考書】 三木紀人 全訳注「今物語」講談社学術文庫、1998 浅見和彦 訳注「十訓抄」新編日本古典文学全集、小学館、1997 西尾光一・小林保治 校注「古今著聞集」新潮日本古典集成、新潮社、1983 松野陽一・片野達郎 校注「千載和歌集」新日本古典文学大系、岩波書店、1993 久保田淳 訳注「新古今和歌集 上下」角川ソフィア文庫、角川学芸出版、2007 久保田淳ほか校注訳「続古今和歌集」和歌文学大系、明治書院、2019 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・授業への参加度 30% ・期末レポート 70% 【評価基準】 ・授業への参加度 毎回のリアクションペーパーで作品に関する理解、意見を述べているか。 ・レポート 作品について理解し、関連文献も調べた上で、自分なりの考えを説明できているか。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 課題、リアクションに対し、コメントを授業またはマナバで示す。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |