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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 日本中世史/History of Medieval Japan |
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担当教員(所属)/Instructor | 谷口 雄太 (基礎教育センター) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 金/FRI 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
(前期) ・日本列島社会の地域的多様性について理解を深める。 ・中世の東国を舞台として、そこに生きた人々について知識を身につける。 ・関東(鎌倉・江戸・東京)が国家の中心(首都)たりえた事情について考える。 (後期) ・文学と歴史の関係性について理解を深める。 ・中世の歴史史料について知識を身につける。 ・様々な史料をとおして中世について考える。 この授業は以下のディプロマポリシーに対応しています。 〔2022年度以前入学者〕 時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、自己を発見する心を持つ自立した女性になるための基礎的な能力を身につけている。 〔2023年度入学者〕 時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている。 |
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授業概要 /Course description |
・前期では中世の東国、とりわけ鎌倉幕府崩壊から江戸幕府成立までの時期の東国を扱う。中世東国史は近年急速に研究が深化し、いま最も熱い分野のひとつである。最新の知見に基づき、成果を紹介する。 ・後期では最近の文学と歴史の関係性をめぐるホットな議論を紹介する。そして、文学作品と歴史史料の共通点・相違点を考えるとともに、実際に過去の史料を読み解いていく作業をとおして、失われた世界(中世)を復元していく体験をしてもらう。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
(前期)中世東国史 第1回:ガイダンス 第2回:日本史と地域史、近現代と前近代 第3回:鎌倉末~南北朝期の東国政治史(北条氏の滅亡と足利氏の鎌倉入部) 第4回:室町期の東国政治史①(鎌倉府の成立) 第5回:室町期の東国政治史②(鎌倉府の展開) 第6回:室町期の東国政治史③(鎌倉府の崩壊) 第7回:戦国期の東国政治史①(享徳の大乱) 第8回:戦国期の東国政治史②(公方と管領) 第9回:戦国期の東国政治史③(大名と国衆) 第10回:戦国末~江戸初期の東国政治史(後北条氏の滅亡と徳川氏の江戸入部) 第11回:中世の東国社会史①(首都・鎌倉) 第12回:中世の東国社会史②(寺社と宗教) 第13回:中世の東国社会史③(都市的な場) 第14回:中世の東国社会史④(有徳人たち) 第15回:総括 (後期)文学と歴史 第16回:ガイダンス 第17回:文学作品と歴史史料 第18回:鎌倉期の史料①(古文書) 第19回:鎌倉期の史料②(古記録) 第20回:鎌倉期の史料③(典籍類) 第21回:南北朝期の史料①(古文書) 第22回:南北朝期の史料②(古記録) 第23回:南北朝期の史料③(典籍類) 第24回:室町期の史料①(古文書) 第25回:室町期の史料②(古記録) 第26回:室町期の史料③(典籍類) 第27回:戦国期の史料①(古文書) 第28回:戦国期の史料②(古記録) 第29回:戦国期の史料③(典籍類) 第30回:総括と試験 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・各回の授業外学修時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 ・毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 ・コロナ状況と相談しつつも、鎌倉・品川など各地の史跡や博物館等へは可能な限り赴いてもらいたい。 ・なお、教室での講義にかえて、何回か学外授業(現地見学)を行うことを予定している。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 ・指定なし。毎回プリントを配布する。 【参考書】 ・講義中に適宜指摘する。興味に従って読んでほしい。 ・谷口雄太『中世足利氏の血統と権威』(吉川弘文館、2019年) ・谷口雄太『〈武家の王〉足利氏ー戦国大名と足利的秩序ー』(吉川弘文館、2021年) ・谷口雄太『足利将軍と御三家ー吉良・石橋・渋川氏ー』(吉川弘文館、2022年) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ・毎回のリアクションペーパーなど(60%) ・最後の試験(40%) 【評価基準】 ・この講義で得たものは何か、その理由とともに、具体的に述べることができている。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 ・リアクションペーパー…毎回冒頭に回答する。 ・試験…終了後に解説する。 |
備考 /Notes |
・この授業には次の要素を取り⼊れている。 【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |