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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 日本近代史/History of Modern Japan |
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担当教員(所属)/Instructor | 岸本 昌也 (基礎教育センター) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 火/TUE 5 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本講義の目的は、近世から近代にかけての日本の歴史を、国際社会における日本の位置づけと、日本の外交政策を中心に学び、現代の国際社会における日本を考える視座を得ることにある。 達成目標は以下の通りである。 ・近世近代における日本とアジア諸国との関係を理解する。 ・アジア的国際秩序とヨーロッパ的国際秩序の違いを理解する。 ・近代日本の外交を国際社会・国際関係の文脈の中で理解する。 ・日本が締結した主な条約の内容を理解する。 ・当時の史料を読む力をつける。 〔2022年度以前入学者〕 この授業はディプロマポリシーの「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、自己を発見する心を持つ自立した女性になるための基礎的な能力を身につけている」に対応している。 〔2023年度入学者〕 この授業はディプロマポリシーの「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、大学生としての基礎的なスキルやリテラシーを身につけている」に対応している。 |
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授業概要 /Course description |
本講義では近世以降の歴史を主に国際関係という視角から論ずる。東アジアの伝統的国際秩序(中華秩序)が19世紀以降東漸してきた西洋的国際秩序と接触し、摩擦を引き起こし、ついには後者に従属してゆくという流れ(西洋的国際秩序の世界化)の中に、日本がどのように投げ込まれ、自己変革を遂げつつ如何にその潮流に棹さしていったのかを考察する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 前期ガイダンス 第2回 16世紀のアジア秩序 第3回 17世紀のアジア秩序 第4回 中華秩序と「鎖国」 ①明と秀吉 第5回 中華秩序と「鎖国」 ②「鎖国」の意味 第6回 周辺諸国、地域との外交 ①朝鮮王国 第7回 周辺諸国、地域との外交 ②琉球王国 第8回 周辺諸国、地域との外交 ③蝦夷地 第9回 日本型華夷秩序 第10回 18〜19世紀の西洋諸国と近代的国際秩序 第11回 西洋諸国との接触 ①ロシア 第12回 西洋諸国との接触 ②イギリス、アメリカ 第13回 開国の意味 第14回 前期試験とまとめ 第15回 前期試験の講評 第16回 後期ガイダンス 第17回 19世紀国際社会への対応 第18回 大政奉還と明治維新 第19回 中華秩序諸国との外交更新 ①日清 第20回 中華秩序諸国との外交更新 ②日朝 第21回 日清戦争と中華秩序の崩壊 第22回 日露戦争と日英同盟 第23回 日露戦後の国際社会 第24回 多国間同盟の時代とアメリカ問題 第25回 第一次世界大戦と国際連盟 第26回 満州事変と連盟脱退 第27回 防共外交と宗教外交 第28回 第二次世界大戦と日本 第29回 戦後の国際社会と日本 第30回 後期試験とまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
高校の教科書(近世近代の主として外交分野)を読み返しておくことが望ましい。 各回の授業外学習時間(予習・復習・課題)には4時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業中に配付する資料を読み込んで内容を理解しておくこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 特になし。 【参考書/Reference books】 講義の中で適宜指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 前期、後期各学期末に行う試験(70%)及び授業参加度(30%)による。 【評価基準】 試験: ①授業の内容に沿った問題に解答できる。 ②因果関係を踏まえた歴史の流れを、自分の言葉で記述できる。 ③日本近代史の基本的な知識を有している。 ④授業で読んだ史料について理解している。 【課題に対するフィードバックの方法】 記述式問題については、事前に考え方や解答の仕方についてレクチャーする。試験後講評を行い、改善点をアドバイスする。課題(リアクションペーパーを含む)の講評を次回授業開始時に行う。 |
備考 /Notes |
特になし |