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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 対照言語学/Contrastive Linguistics |
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担当教員(所属)/Instructor | 副島 健作 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
【授業のねらい】 言語の対照研究は、2つの言語を比較対照することにより、(1)それぞれの言語の特性を明らかにし、(2)それぞれの言語を公平に見る(相対化する)ための視点を見出す研究である。この講義では、言語対照研究の基本的な考え方について述べるとともに、二つ以上の言語の対照研究の例を紹介する。 【達成目標】 言語学の基礎概念を理解すると同時に、言語学の研究方法の一つを知ることを目的とする。2つまたはそれ以上の言語を比べ合わせて、それらの相違点や共通点を研究することを学ぶ。 構造の異なる言語を対比してみることによって、その言語の特徴を一層よく知ることができ、その結果を外国語教育、もっと細かく言えば外国人のための日本語教育にも応用できる。また、今後自分の興味のある言語の対照研究にも適応できる実践的な方法を知ることができる。 |
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授業概要 /Course description |
【授業概要】 対照言語学とは、二つ、あるいは、二つ以上の言語について、音、語彙、文法等の言語体系、さらには、それらを用いる行動である行動の様々な部分をつきあわせ、どの部分とどの部分とが相対応するか、あるいはしないかを明らかにしようとする言語研究の一分野であり、その有り様を模索する。 はじめに、言語の歴史と各社会における言語の現象と関係を見ていく。特に、日本語と他の言語との違いに注目し、対照研究の方法を用いてこの研究のあり方を考えていく。他にも、日本で比較的よく知られている中国語・英語・フランス語などの言語体系も交えて事例を多く出し考察していきたい。 授業スタイルは基本的に講義だが、受講生にはディスカッションを通してその内容をよりよく理解してもらい、学期末には発表を課す。テーマは自由だが、それまでの授業のテーマにそって、学習中もしくは関心のある外国語の特徴について発表してもらう。この作業を通して、受講生にはそれぞれ学習中もしくは関心のある外国語の理解を改めて深めてもらいたい。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:言語学の学問的意味/授業の説明 第2回:対照言語学の目的と手法: 比較言語学や言語類型論との違い 第3回:言語と歴史: 比較言語学とは 第4回:言語の普遍性と多様性:言語類型論とは 第5回:対照研究のトピック(1):音声学 第6回:対照研究のトピック(2):音韻論 第7回:対照研究のトピック(3):形態論 第8回:対照研究のトピック(4):統語論 第9回:対照研究のトピック(5):意味論 第10回:対照研究のトピック(6):語用論 第11回:対照研究のトピック(7):誤用分析と対照研究 第12回:対照言語学と言語教育:まとめ 第13回:発表(1)とディスカッション 第14回:発表(2)とディスカッション 第15回:ふりかえりとレポート提出 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
特にないが、言語教育に関心を持っている人に特に積極的に参加してほしい。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 各回に資料を配布する。 【参考書】 『対照言語学』(石綿敏雄他著、桜楓社) 『対照言語学』(生越直樹編、東京大学出版会) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業への参加度(10%)、毎授業のコメント(25%)、発表(25%)、レポート課題(40%) 【評価基準】 授業への参加度: 積極的に発言し、授業へ参加している 毎授業のコメント: 単なる感想ではなく自らの考えを記述している 発表: 授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる レポート: 適切な課題設定がなされており、持論を論理的に展開して主張できる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業あるいはmanabacourseを使用しフィードバックを行う |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html