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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 国語国文学特講(民俗学)/Folklore of Japan (Specialized Lecture) |
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担当教員(所属)/Instructor | 山崎 祐子 (文学部国語国文学科) |
授業科目区分/Category | 国語国文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 火/TUE 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 4 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
民俗学の基本的な考え方を理解し、重要な語彙を説明できるようにする。この授業はディプロマ・ポリシーの中の「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」に対応している。 |
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授業概要 /Course description |
前期は、衣食住、通過儀礼、民間信仰、口承文芸など、民俗のさまざまな分野を学ぶ。古い事例ばかりではなく、現在、私たちの身の回りで起こっている事象も取り上げ、「異界」というキーワードで読み解いてみる。後期は、年中行事、祭礼、民俗芸能を取り上げ、一年の暮らしのリズムがどのように組み立てられているかを考察する。民俗調査報告書ばかりではなく、手記、昔話、歳時記、絵図、写真などを資料として用い、さまざまな資料の読み方を学ぶ。授業は、講義形式であるが、文字だけではわかりにくい民俗を理解できるよう、実物に触れたり、映像を見たりして授業をすすめる。 授業計画(授業の形式、スケジュール等) |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:前期ガイダンス:授業の進め方。参考文献、資料の扱い方。 第2回:日常の暮らし-身体尺と民家の見方 第3回:日常の暮らし-自給自足の暮らし 第4回:日常の暮らし-竈とイロリ 第5回:日常の暮らし-食の民俗 第6回:通過儀礼-出産と産育 第7回:通過儀礼-結婚 第8回:通過儀礼-供養 第9回:祈願の形(呪いと占いを中心に) 第10回:幽霊と妖怪(柳田国男の「妖怪談義」を読む) 第11回:口承文芸-皿屋敷、累伝説と江戸の都市開発 第12回:口承文芸-学校の怪談と都市伝説 第13回:口承文芸-「遠野物語」にみる異界 第14回:口承文芸ー狐の窓、多摩ニュータウンの狐話 第15回:前期のまとめ 第16回:後期ガイダンス:授業の進め方、映像の見方 第17回:年中行事-暦の構造と季節感 第18回:年中行事-正月 第20回:年中行事-正月と小正月 第19回:年中行事-七夕と盆 第21回:年中行事-年中行事の構造 第22回:民俗芸能ー備中神楽 第23回:民俗芸能ー奥三河の花祭 第24回:民俗芸能-西浦の田楽 第25回:競技の民俗 第26回:江戸の正月 第27回:年中行事の変化、東日本大震災と無形民俗文化財 第28回:成人の儀礼と祭礼 第29回:子どもの成長と年中行事 第30回:まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 各回の授業外習時間(予習・復習。基本的な学術語彙について、専門の事典をひいて確認する)。4時間程度かかると想定している。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 テキストは使わない。毎回、資料のプリントを配布する。 【参考書】 配布する資料の中に記載する。また、その都度指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポート2回(60パーセント)、授業時のリアクションペーパー(40パーセント)で総合的な評価を行う。 【評価基準】 レポートは、授業時に、テーマ設定、書き方を説明する。その説明をふまえて書いているかどうかを評価のポイントとする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 レポートの講評は授業時に行う。リアクションペーパーは、授業の途中で問題を出し、それを提出させることもある。授業の冒頭で前回の復習をするので、そのときに、前回のリアクションペーパーの内容を取り上げる。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |